ダイナム、PB機史上初スマパチ遊技機『eA夏色日記GO』発表!業界課題解決に向けた新筐体ZGOも公開
全国にパチンコホールを展開する株式会社ダイナムは、2024年11月12日、プライベートブランド遊技機(PB機)の新機種発表会を開催し、PB機史上初となるスマパチ遊技機『eA夏色日記GO』を発表しました。
同機は、業界課題である遊技台価格の高騰や入替作業の負担軽減、環境への配慮といった問題に対処するため、新たに開発された筐体「ZGO」を採用しています。ZGOは、カジノマシンと同様、ソフト交換感覚で新しいゲームを提供できる全面液晶設計を採用し、画面サイズは業界最大クラスの25.2インチ。これにより、従来のセル盤面の要素も映像で再現できるようになり、斬新なゲーム表現が可能になりました。
ダイナムは「パチンコ・パチスロを気軽に楽しめる日常の娯楽に改革する」という経営ビジョンのもと、2006年からPB機の開発に取り組んできました。2018年には、新しいPBブランド「ごらく」を立ち上げ、これまでに95機種、約90,000台を開発・導入してきました。今回の『eA夏色日記GO』は、ごらくシリーズ30機種目となります。
発表会では、ダイナム代表取締役社長の保坂明氏、常務取締役の佐藤公治氏、商品部長の早川大悟氏らが登壇し、新機種の概要や開発の背景について説明しました。
業界課題への取り組み:高騰する遊技台価格と入替作業の負担軽減
佐藤氏は、近年、パチンコ業界を取り巻く環境が厳しさを増していることを指摘しました。特に、遊技台価格の高騰は深刻な問題となっており、その原因として半導体などの部材費の高騰、ソフト開発費、コンテンツ利用料の増加、ファン減少による1タイトルあたりの販売台数の減少などが挙げられます。
「ZGO」は、このような業界課題を解決するために開発された新しい筐体です。
ZGOの特徴
可動役物を全面液晶に置き換え: 部材コスト削減と機械単価抑制を実現。遊技台価格を現行の約半分まで抑制する見込み。
筐体の基板や盤面のみ交換: 入替作業の大幅な負担軽減が可能。
液晶の継続利用: 使用済みパーツのリユースを積極的に推進。持続可能な産業としての基盤強化へ。
『eA夏色日記GO』のスペックと特徴
早川氏は、『eA夏色日記GO』のスペックと特徴について説明しました。
『eA夏色日記GO』の特徴
全画面液晶を活かした斬新な演出: 3D映像や役物など、過度な演出を排除し、シンプルで分かりやすい演出に。パチンコ本来の楽しさを味わえる設計。
遊びやすいスペック: 大当り確率1/89~1/77と、一般的な甘デジ機よりも当たりやすい確率。低確率状態220回転消化で遊タイムに突入(10,000回)。
PBならではの取り組み: 店舗従業員が開発に関与。絵が得意な従業員は予告や大当りの映像、歌が得意な従業員は楽曲のボーカルを担当。
広告機能: 遊技台価格を下げるための工夫として、遊技中に広告が流れる機能を搭載。
有名アーティスト楽曲搭載: オリジナルPB機として、初めて有名アーティスト楽曲を搭載。
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液晶輝度調整機能、音量カスタマイズ機能: さまざまな新機能を搭載。
まとめ
ダイナムは、『eA夏色日記GO』の導入により、パチンコ業界の課題解決と、お客様に愛されるホールを目指していくとしています。今後のZGOシリーズの展開にも注目です。