明太子業界の革新!ヤマトバイオレッツが挑む新たな製法
福岡県大野城市に本社を構える株式会社ヤマトバイオレッツは、明太子・たらこの製造を手がける企業です。その代表取締役である梁川剛一氏は、最近の経営者向けトーク番組で「常識を疑う」判断基準を語りながら、明太子製造の刷新に注力する理由を明かしました。これまで業界では「三回冷凍」という工程が当たり前でしたが、ヤマトバイオレッツはこの概念を覆し、わずか1回の冷凍で仕上げる「生仕立て」を実現しました。
「3回冷凍」の常識
一般的に、辛子明太子は以下の三段階の冷凍工程を経て生産されます。
1. ベーリング海などで漁獲された際に一度冷凍。
2. 国内に運ばれ、塩たら子に加工する際に再度冷凍。
3. 辛子明太子に加工され、出荷される際にさらに一度の冷凍。
この製造プロセスは、品質や安全性を保つために業界内で長らく続けられてきました。
目指したのは「素材の声で決める」
梁川氏がふくやに在籍していた際、原料である「塩たらこ」をそのまま口にした経験が彼の原点です。「加工しなくても、このままで十分美味しい」と感じ、「これ以上手を加える必要があるのか?」という疑問を抱きました。この経験が後に、ヤマトバイオレッツで「常識を疑うこと」を方針にする要因となったのです。
繊細な製品のための根本的な見直し
たらこの卵は非常に柔らかなため、製造過程ではその繊細さを保つ必要があります。塩漬けにして樽で回すことで生まれる「つぶつぶ感」を消費者に届けるため、梁川氏は従来の「3回冷凍」を見直す決断を下しました。
「生仕立て」とは?
試行錯誤の結果として生まれたのが「一気通貫仕立て製法」です。この製法では、加工から出荷までの工程を一貫して行い、冷凍回数をわずか1回に抑えつつ、最短12日でお客様の元に届けます。これにより、素材本来の美味しさと質感を実現しました。
多様な商品ラインナップ
ヤマトバイオレッツでは、2つのタイプの「生仕立て」を展開しています。
1.
生仕立て 味のたらこ - 出汁が効いた優しい味わいで、家庭料理にぴったり。
2.
生仕立て 辛子明太子 - ピリッとした辛さと深い旨味が特徴で、福岡の伝統的な味をしっかり楽しめます。
どちらも冷凍処理を行わないため、「プチプチ食感」をそのまま楽しむことができます。
トーク番組の影響
この一連の考え方や製法については、BSフジの「For JAPAN-日本を経営せよ-」で紹介されました。そこでのディスカッションは、業界の革新に対するインスピレーションを与え、多くの視聴者に響いたことでしょう。
ヤマトバイオレッツの社是
ヤマトバイオレッツは「日本一たらこを大切にする会社」として、ISO22000認証を持ち、品質管理を徹底してきました。これからも、消費者に高品質な製品を提供し続けることが期待されています。