日本空港ビルデング、持続可能な未来を目指す
日本空港ビルデング株式会社は、持続可能な空港運営の実現を目指し、温暖化対策に取り組んでいます。特に今回の「ACT FOR SKY」への加盟は、2025年9月25日に発表され、この活動が今後に大きな影響を与えることが期待されています。
「ACT FOR SKY」とは
「ACT FOR SKY」とは、持続可能な航空燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)の普及および国内サプライチェーンの構築を目的とした団体です。カーボンニュートラルな航空社会の実現を目指す、日本全国の企業や団体による有志の集まりで、現在47社が参加しています。日本空港ビルデングはこの団体のSKYメンバーとして、国産SAFの展開に直接関与することになります。
目指すカーボンニュートラル
同社は、2030年度までの温室効果ガス削減目標を46%、2050年度のネットゼロを掲げています。この数値は、2013年度と比較した場合の目標です。特に、公共性の高い羽田空港の運営者として、気候変動を重要な経営課題と捉えています。
具体的な取り組み
具体的な取り組みとしては、空港ターミナル内での省エネルギー対策の推進や、水素エネルギーをはじめとした次世代エネルギーの利用方法についての調査と検討があります。また、将来的な革新技術や他の削減施策の検討を行い、全空港の脱炭素化にも寄与することを目指しています。
さらに、航空機の運航に関しては、国産SAFの供給とそのサプライチェーンの構築を進めており、これによって航空業界全体の炭素排出削減に貢献することが期待されています。
羽田空港旅客ターミナルの役割
羽田空港は日本の空の玄関口であり、その運営にあたる日本空港ビルデングが「ACT FOR SKY」に参加することで、持続可能な航空燃料の認知度向上と利用拡大に努めていきます。航空業界における持続可能な取り組みや技術革新についての情報発信も行う予定です。
今後、この取り組みを通じて、持続可能でカーボンニュートラルな社会の実現に貢献していくことが期待されます。
詳しい情報は「ACT FOR SKY」の公式ウェブサイト(
actforsky.jp)で確認できます。