オンライン展示会『MATOKA』がスタート
株式会社リアルジャパンプロジェクトが新たに立ち上げるオンライン展示会『MATOKA』が、2020年7月31日から始まります。このプラットフォームは、日本の伝統工芸品や地場産業品に特化したBtoB専用の商談空間を提供します。
なぜ『MATOKA』が必要なのか
コロナウィルスの影響で、大規模な展示会やイベントの中止が相次ぐ中、さまざまな業種のメーカーと小売店バイヤーの接点が失われつつありました。『MATOKA』は、オンライン上での商談を可能にすることで、場所や時間を問わずに新たなビジネスチャンスを提供します。これにより、従来の限られた展示会の枠を超えて、多くのバイヤーとメーカーが新しいつながりを持つことができます。
プラットフォームの特徴
『MATOKA』には以下のような特色があります:
1.
どこでも商談: 小売店のバイヤーは、オンライン上で商品を紹介され、受発注がすぐに行えるため、非常にスムーズです。
2.
新たな販路の開拓: メーカーは、既存のバイヤーだけでなく、新しいバイヤーにもリーチ可能となり、工房にいながら販路を大幅に広げることができます。
3.
メーカーの声を届ける: 自らの言葉で必要な情報を発信できることにより、作り手の思いや商品の魅力を直接伝えることができます。
4.
効率的な業務運営: オーダーの集計や売り上げの確認が『MATOKA』のシステム上で簡単にできるため、事務的な作業の工数を大幅に減少させることが期待できます。
展示会の運営
『MATOKA』では、メーカー専用ページを設けることで、卸販売や新商品のニュースを発信する場も提供します。さらに、実際に商品の確認を希望するバイヤーには、リアルジャパンプロジェクトのショールームを貸し出すサービスも行っており、ハイブリッドな商談スタイルを実現しています。現在は国内版となっていますが、2020年末には海外版も計画されています。
出展ブランドの紹介
主要な出展ブランドも揃っています。例えば、佐賀県の有田焼窯元そうた窯、大分県の竹工芸を手掛ける大内工芸、福井県の越前漆器を製造する漆琳堂RIN&CO.など、伝統工芸を担うブランドが多数参加します。これにより、バイヤーは多様な商品を一同に見ることができるため、選択の幅が広がります。
今後の展望
このプラットフォームは単なる商談会に留まらず、さらなる販路拡大や市場の創造を目指しています。代表の河内宏仁氏は、設立以来、様々な工房や職人と共に歩んできた経験を基に、今後も日本のものづくりを世界に発信することを使命としており、時代に即した新たな流通の形を模索し続けると語っています。
『MATOKA』を通じて、日本の伝統工芸が新しい形で生き続け、未来へとつながることを皆様と共に願っています。
詳細は公式ウェブサイトでご確認ください:
http://matoka.jp/