JTBとグアム政府観光局がMOUを締結
株式会社JTBとグアム政府観光局(GVB)、T.P. Micronesia, Inc.(TPM)は、日本を含む主要市場におけるグアム観光の需要回復と持続可能な成長を目指すために、観光コンテンツ開発に関する包括的連携協定(MOU)を締結しました。この協定は、観光交流を深め、友好関係を築くための重要なステップです。
MOUの意義
この連携協定に基づき、JTB、TPM、GVBは力を合わせて新たな観光地開発戦略を企画・推進することに決定しました。特に、共同プロモーションや観光体験の共創、サステナブルツーリズムの推進、データ連携、人材育成を柱に、観光価値の再設計を行うことが求められています。また、観光業は環境負荷の低減や地域への還元も重要な課題であり、これらを踏まえた責任ある観光の実現が期待されます。
現在の課題
コロナ禍以降、グアムの来島者数は大きく減少したままであり、2019年の165万人に対し、2024年には約73万人にとどまる見込みです。日本からの旅行者シェアも2014年の61%から2024年には29%に下がっていますが、日本人旅行者需要は依然として高く、他のデスティネーションと比べても重要な市場であることは変わりありません。旅行者の期待に応えるためには新たな体験型コンテンツの提供が急務です。特に、体験型・テーマ性の高い観光コンテンツが求められている中で、グアムでは新規観光コンテンツの開発が長らく停滞していました。
持続可能な観光の重要性
特に重要なのは、サステナブルツーリズムの方向性です。運営コストの高騰や来島者減少は、グアムの観光産業に深刻な影響を与えています。グアム政府観光局は、地域密着型の観光施策を通じて、経済的・文化的な還元の仕組みを作るとともに、持続可能な観光開発を支援していくとしています。このMOUは、その第一歩として、より効率的なプロモーションや技術的な支援を実現し、観光価値の向上に寄与することとなります。
各社の役割
この協定によって、JTBとTPMは、デジタルマーケティングや顧客インサイトの共有を強化し、セグメント別の旅行商品を開発することで、旅行者の満足度を高めることを目指しています。また、GVBは、日本のみならず韓国など他国からの観光客誘致に力を入れ、グアムを魅力ある国際的観光地へと進化させるために尽力します。
今後の展開
最初の取り組みとして、著名な観光スポット「恋人岬」の再開発が進められています。今後は具体的なプロジェクトやマーケティング戦略に基づき、持続可能な観光地としてのさらなる発展を目指します。
この協定は2026年1月19日から2026年9月30日までの期間で行われ、各社の役割分担を明確にした効果的な取り組みが進められます。今後も観光体験の共創と市場拡大に向けて、段階的な実施が期待されます。観光を通じて多様な価値を提供し、グアムの未来をともに作り上げていくことがこの連携のaimです。