森井選手の挑戦
2018-01-23 13:00:08

森井大輝選手とトヨタが挑むパラリンピックの舞台裏

森井大輝選手とトヨタが挑むパラリンピックの舞台裏



トヨタ自動車とWOWOWのコラボレーションによるドキュメンタリーシリーズ、「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM特別版 ~森井大輝 チェアスキー開発の軌跡~」が、2018年1月23日より公開されました。このシリーズでは、平昌パラリンピックに向けて、トヨタ自動車所属のアルペンスキー日本代表選手、森井大輝選手が最高のチェアスキーを開発するプロセスに密着しています。

この特別ムービーは全5回から成り、各エピソードは約5分の内容。森井選手が金メダル獲得を目指す姿を、トヨタ自動車の技術チームとのコラボレーションを通じて追いかけます。森井選手は、「これまでには世界タイトルも獲得してきたが、パラリンピックの金メダルだけはまだ手に入れていない。4年に一度しかないパラリンピックでの金メダルをなんとしても獲りたい」と、その想いを強く語ります。

開発の第一歩



最初のエピソードではトヨタの技術者たちが日本代表選手を支えるために集結し、軽量かつ剛性が高いチェアスキーの開発に挑戦する様子が描かれています。専任のエンジニアたちは、材料選びやデザインにこだわるだけでなく、さまざまなテストを通じて最適な製品を作り上げるために日夜努力しています。

ウィンタースポーツに求められる技術



続くエピソードでは、出来上がった試作品を持って雪上でテストが行われます。森井選手は幾度も滑り、数値を計測しながら、ミリ単位での調整を重ねてサポートチームと共により良いチェアスキーを作り出します。これまでの成果を超えることを目指す彼の姿勢が感じられます。

空気抵抗との戦い



3回目のエピソードでは、空気抵抗を減らすことがタイム短縮に繋がるため、トヨタ自動車の風洞実験施設を利用し、チェアスキーの形状を最適化する作業が進められます。速度が求められるアルペンスキーにおいて、ほんのわずかな抵抗でも致命的な影響をもたらすため、この工程は非常に重要です。

パーツの軽量化



次に、部品を最小限にまで削り、かつ軽量化を図る作業が行われます。レーシングドライバーであり、トヨタのアンバサダーでもある脇阪寿一氏が協力し、部分的にコース取りを学びながら、チェアスキーの性能向上へとつなげていきます。

ついに完成



最終エピソードでは、チェアスキーの各部品を組み立てる細かい作業が展開されます。そのデリケートな作業は、森井選手の願いをシンボリックに具現化する瞬間でもあります。トヨタ自動車の技術者たちが誇りをかけたこのチェアスキーが、森井選手を平昌パラリンピックに導くことを期待しています。

森井選手の背景



森井大輝選手は1980年に東京都で生まれ、幼少期からスキーに親しんでいましたが、1997年に脊髄を損傷したことがきっかけで、パラリンピックへと歩むことになりました。以降、4大会に渡って出場し、複数のメダルを獲得。パラリンピックでの金メダルは未だ叶っていない彼にとって、2018年の平昌が運命の舞台となります。

まとめ



このドキュメンタリーシリーズは、森井選手の挑戦だけでなく、技術者たちの情熱や努力が結集された作品です。トヨタ自動車とWOWOWのコラボレーションにより、パラスポーツの魅力がより多くの人々に伝わることを願っています。今後のエピソードにも大きな期待が寄せられています。

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会社名
START YOUR IMPOSSIBLE
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愛知県豊田市トヨタ町1番地
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