Vectraの画期的な成長について
カリフォルニア州に本社を置くVectra AI, Inc.は、2022年上半期においてアジア太平洋地域および日本での収益が前年同期比で3桁増加したことを発表しました。この成長は、グローバルな展開や製品革新だけでなく、企業がクラウドベースのアプリケーションやデータを保護する必要が高まっていることが背景にあります。
アジア太平洋および日本担当副社長のデービッド・サジョト氏は、近年のデジタル取引の急増やクラウド技術の普及により、サイバー攻撃が大幅に増加していると指摘。特にランサムウェアやサプライチェーン攻撃、DDoS(分散型サービス拒否)攻撃といった脅威が巧妙化し、企業や政府機関に対するリスクが増大しています。そのため、今年は高度な脅威検知や防御機能への投資が進んでいると述べました。
また、Sajoto氏は企業がハイブリッドやマルチクラウドモデルへ移行している状況を説明し、従来のセキュリティオペレーションセンター(SOC)から、より知能的で自動化された脅威の検出・軽減機能への転換が迫られていると強調しました。そして、現代のビジネス環境におけるサイバーセキュリティの問題に対処するため、企業のセキュリティ体制を強化する必要があると述べています。
過去12か月間、Vectraは自社の製品ポートフォリオを拡充し、プラットフォームの機能を強化することで、市場のニーズに対応してきました。2022年1月には、IDとSaaSポスチャ管理の大手プロバイダーであるSiriux Security Technologiesを買収。これにより、VectraのプラットフォームはMicrosoft Azure ADやMicrosoft 365など、クラウドIDやSaaSアプリケーションにおけるアクティブな脅威に対する唯一のベンダーとしての地位を確立しました。
新規顧客の数も急増しており、三菱電機をはじめとする金融サービスや政府機関、製造業などの主要業種で2倍以上の顧客を獲得しています。さらに、企業がクラウド全体の脅威を数分で視覚化できる完全SaaSプラットフォームや、VectraのAIプラットフォームで提供されるMDR(マネージド脅威対応)サービス等、新しいサービスも続々と市場に投入されています。
VectraのWorldwide Channelsチーフ、ランディ・シャーマン氏は、グローバルなシステムインテグレーターやサービスプロバイダーとの強固なエコシステムが、アジア太平洋地域における同社の市場での存在感をさらなるものにしているとコメントしています。「脅威検知やレスポンスに求められる需要が高まる中で、パートナーシップは不可欠です」と彼は強調しました。
さらに、顧客のフィードバックも非常にポジティブで、特にフィリピンを拠点とするGlobe Groupがその一例として挙げられます。同社はVectraのAI型NDRソリューションを活用することで、SOCがこれまでカバーできていなかったインフラ領域に脅威検知機能を強化しました。
また、神奈川県横浜市に本拠を構える株式会社マクニカも、Vectraとのパートナーシップを通じて成長を続けています。マクニカは、特にAIやネットワーク機器に関する長年の経験を持ち、最適なソリューションを顧客に提供するための研究を行ってきました。
最後に、Vectraのプラットフォームについて詳細は公式ウェブサイトの
こちらや、メール(
[email protected])でのお問い合わせが可能です。これからもVectraは、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境におけるサイバーセキュリティのリーダーとして、一層の成長が期待されています。