SDATのサーモコイルが学校給食センターで脱炭素と省エネに貢献
大阪に本社を構える株式会社SDATは、寒冷地での省エネに特化した熱交換器「サーモコイル」を製造・販売している。この度、釧路市の学校給食センターにサーモコイルが導入され、その性能が高く評価されている。学校給食センターは市内の複数のセンターを統合し、1日あたり9000食以上の給食を提供するという大規模な施設である。ここで使用されているサーモコイルは、空調設備(三菱重工冷熱社製)の一部として機能している。
寒冷地ならではの省エネ技術
釧路市は厳しい寒さで知られており、冬の外気温は-12.7℃に達することも珍しくない。このような環境下で効率的な給食提供を実現するためには、熱エネルギーの回収と再利用が欠かせない。サーモコイルは、厨房から排出される熱を活用し、外気の温度を約4.5℃にまで昇温させる。このプロセスによって、毎年約910kWのエネルギーを省エネし、一般的な場合と比較して約30%の暖房エネルギーを削減可能になる。
脱炭素化に向けた取り組み
現在、脱炭素化の推進と燃料費の高騰が深刻な問題となっており、特に寒冷地域においては省エネが求められている。給食センターや病院、プールなどの施設では、換気の必要性が高く、空調の負担も大きい。そのため、SDATの高効率な熱交換器は、電力を一切使用せずに作動し、メンテナンスもほとんど不要である特徴から、冷却効率が高いと注目されている。
今の時代、環境への配慮は重要性を増しており、SDATとしても様々な施設に対してサーモコイルを利用した省エネ提案を行っていく方針だ。市内の給食センターでの成功を受け、他地域でも採用が進むことが期待されている。
まとめ
SDATのサーモコイルは、給食センターにおけるエネルギー効率の向上と脱炭素化に寄与する技術である。今後も様々な場面での導入が期待されており、持続可能な社会を築くための重要な一歩となるだろう。
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