つくろい東京ファンドは、コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、年末年始に特別な緊急支援活動を実施します。2020年から2021年にかけて、特にこの時期は多くの人々が「仕事」と「住まい」を失うことが予想され、相談会を通じて困っている方々に手を差し伸べる重要な役割を果たしています。
コロナ禍における影響
コロナ禍では、特に若い世代が困難に直面しています。2020年から2021年の年末年始、仕事がないだけでなく、住まいを失い路上生活を余儀なくされる人々が増加しています。2008年の年越し派遣村とは異なり、今や多くの相談が寄せられるのは、親の経済的な支援が受けられない若者やシングルマザー家庭です。
このような状況では、「家族」のセーフティネットが機能しなくなっている現実が浮き彫りになっています。また、相談フォームからのSOSのうち80%以上が10代から20代の女性で占められていることも、この世代がいかに厳しい状況にあるかを示しています。
年末年始相談会の詳細
つくろい東京ファンドは、年末年始に以下のような相談会を実施します。
- 12月31日 15時~18時 東池袋中央公園
(生活相談・医療相談・食料のお渡し)
- 1月1日 12時~18時 聖イグナチオ教会
(生活相談・労働相談・食事のお渡し)
- 1月3日 12時~18時 聖イグナチオ教会
(生活相談・労働相談・食事のお渡し)
これらの相談会は、新型コロナ災害緊急アクションを主催とし、複数の団体と連携し、感染症対策を徹底した上で実施されます。参加者が安心して利用できるよう、医師による監修が行われます。
クラウドファンディングの実施
そして、この緊急支援活動を支えるため、クラウドファンディングを行っています。プロジェクト名は「コロナ禍の年末年始、住まいを失う方にあたたかな居所と支援の手を届けたい!」です。このクラウドファンディングは、以下のような内容を目的として実施されています。
- - 期間: 2020年12月21日〜2021年1月31日
- - 目標金額: 200万円
- - 使途: 年末年始特別相談会の実施費用、相談者への宿泊費や食費支出、緊急支援費用など
この活動に支援をいただくことで、相談会の運営だけではなく、支援を必要としている方々へ継続的なサポートを提供することが可能になります。
つくろい東京ファンドとは
つくろい東京ファンドは、2014年に設立され、「市民の力でセーフティネットのほころびを修繕しよう」という理念のもと、様々な活動を展開しています。シェルターや若者向けシェアハウス、カフェ、こども食堂などを運営し、東京の生活困窮者を支援しています。
困っている方が一日でも早く安心できる生活を取り戻せるよう、私たちはこの年末年始も全力で支え続けます。