高鍋町に新たな歴史の拠点『二ノ丸文教歴史館』がオープン
12月21日(土)、宮崎県高鍋町に「二ノ丸文教歴史館」が華やかにリニューアルオープンしました。この施設は、地域の歴史や文教の価値を再評価し、「人づくり、国づくり」というテーマのもと、訪れる人々が学び、成長することを目指しています。
本施設のプロジェクトは、クリエイティブカンパニー株式会社トモダチ(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役:梶友宏)によって手掛けられました。高鍋町の理念「歴史と文教の城下町の再生」の象徴とも言えるこの場所では、高鍋藩主たちにまつわる知恵や文化が、さまざまな展示や物語を通じて伝えられます。
オープニングセレモニーと参加者の想い
リニューアルオープンに先立ち、12月20日(金)にはメディアや関係者向けに内覧会が開催されました。セレモニーでは高鍋町の黒木敏之町長をはじめ、議会議員やトモダチの代表が出席し、新しい訪問者を迎える準備が着々と整っていることが示されました。
黒木町長は、「我々は歴史と文教の城下町を魅力的な場所にする必要がある」と語り、会場を盛り上げました。また、郷土史を深く理解するために専門家たちの協力を得て、歴史を伝えるための素晴らしい絵巻物の数々も展開しています。このように高鍋町の未来を見据えた、素晴らしいプロジェクトが進行中です。
歴史を身近に感じる展示
「二ノ丸文教歴史館」においては、各階で異なるテーマの展示が設けられています。例えば、2階には高鍋藩の歴史が物語形式で描かれ、特に高鍋藩第七代藩主の秋月種茂公が実施した子育て支援制度や政策は、現代のSDGsとも関連付けて解説されています。梶代表は、「この展示により、小学生や若者が楽しみながら学べる内容になっている」と自信を持って説明しました。
また、1階には日本遺産である持田古墳群に関する貴重な出土品が展示され、特に重要な資料として「豊臣秀吉朱印状」や「徳川家康朱印状」が紹介されています。これらは高鍋が歴史の転換期にどのように関与していたかを示す資料です。時代の流れに沿った高鍋藩の役割を知ることが出来る瞬間とも言えます。
地域の未来に向けた取り組み
高鍋町はこれまでにも、「歴史と文教の城下町」の再生を掲げて、地域の文化と教育に関するさまざまな取り組みを行ってきました。今後は、「二ノ丸文教歴史館」を中心に、教育プログラムやワークショップを展開する予定です。地域の子どもから大人までが楽しみながら学び合える場としての機能を果たし、高鍋町の未来を築く手助けをしていくことを目指しています。
このリニューアルは高鍋町の新たな始まりであり、ここから次の世代に向けて多くの可能性が広がることを期待しています。歴史を体感し、新しい価値を発見できる「二ノ丸文教歴史館」に、ぜひ訪れてみてください。