乗鞍高原のホップ
2021-08-02 08:00:02

乗鞍高原のホップ復活プロジェクトが目指す新たな産業創出と観光振興

長野県乗鞍高原で進行中の"乗鞍ホッププロジェクト"は、かつて日本のホップ生産を牽引していたこの地で、ホップの復活を目指しています。本プロジェクトは、地域の再生と持続可能な農業の推進に向けて、2016年から始まりました。

日本のホップ栽培の歴史は長く、昭和初期には国内のホップ生産量のほとんどが長野県で行われていました。しかし、近年は生産者の高齢化や後継者不足により、日本産ホップの生産量が年々減少。多くのホップが輸入に依存する状況が続いています。特に国産ホップの確保が難しい現在、乗鞍ホップブランドの復活は、地域の農業だけでなく、観光や新たな雇用創出にも大きく寄与することが期待されているのです。

乗鞍高原の特徴は高地にあるため、寒暖差が大きく、病気に強いホップを育てるのに理想的な環境です。この地で栽培される"乗鞍ホップ"は、風味が豊かで、品質が高く、自らのブランドとして成長を遂げる可能性を秘めています。また、乗鞍岳の美しい自然が育む環境は、ホップ栽培の理想的な条件でもあります。

さらに、ホップはビールの原料としてだけではなく、海外では鎮痛効果やリラックス作用があるハーブとしても人気があります。日本でもホップを使用したハーブティーが販売されるなど、その用途は多岐にわたります。ハーブティーブームに乗じて、乗鞍ホップの活用法を広げていくことも地域活性化のひとつの柱となるでしょう。

プロジェクト自体は、ホップ栽培だけでなく、その加工や販売までの一貫体制を築くことを目指しています。そのために、協力できるパートナーを募っており、全国的に"乗鞍ホップ"のブランドを広げることを志しています。

乗鞍ホッププロジェクトには、様々な専門家が集まり、地元の農業の振興にも寄与する取り組みが行われています。プロジェクトのメンバーは、自身の栽培したホップを使ったクラフトビールの製造を考えるとともに、この地域を訪れる観光客にも"乗鞍ホップ"を広める活動を行っています。

地域の活性化を目的としたこの試みは、地元産品の知名度向上や新たな雇用の創出につながる期待が寄せられています。今後、乗鞍ホップが日本全国で人気ブランドへと成長することが望まれています。プロジェクトに関心のある方々は、是非、参加してみてはいかがでしょうか。地域が一体となって作り上げている乗鞍ホップの未来に乞うご期待です!

会社情報

会社名
乗鞍ホッププロジェクト
住所
長野県松本市安曇4306番地
電話番号

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