日本初上陸のファッションプロジェクト
ZARAがデザイナーのサミュエル・ロスと共同で展開するアパレルプロジェクト「SR_A engineered by ZARA」が、いよいよ日本に上陸します。この新しいファッションコンセプトは、サミュエル・ロスのアーティスティックなディレクションを活かし、純粋性、表現、そしてクラフトマンシップを追求した成果です。プロジェクトは、世界中のクリエイティブ・コミュニティに新たな価値を提供することを目指し、世代を超えた長期のジョイントベンチャーとして設計されています。
ロスのビジョンは、21世紀にふさわしい機能的で洗練されたウェアを通じて、クリエイティブファッションシーンに貢献することです。その根底には、動き、休息、表現の3つの側面を大切にする人生哲学が息づいています。これらの理念を基に、このプロジェクトはZARAの先進的な生産体制とロスのデザイン原則を巧みに融合させ、耐久性に優れた衣服システムを生み出しています。
新しいシーズンと展開地域
プロジェクトのSeason 1は2025年1月にヨーロッパとアメリカで先行発売される予定ですが、その後のSeason 2では全世界へ展開が広がります。この新シーズンでは、サミュエル・ロスが「服は人に自信と快適さを与え、機能的であるべきだ」という哲学をさらに進化させています。
「SR_A」のデザインは、装飾を排した構造的なシルエットと精緻な素材使いが特徴です。具体的には、コットン、イタリア製ナイロン、ボイルドウール、特殊仕上げによるデニム、国産のベジタブルタンニンレザー、フェイクディアスキンなど、多種多様な素材を用いたコレクションとなります。これらはすべて、機能性を考慮し、無駄のない構造美を実現するための工夫が施されています。
シーズンのカラーとアイテム紹介
カラーパレットは、スレートブルー、チョーククレイ、ボルカニックグレー、アンバー、ブラックマホガニーといった落ち着いたトーンがベースとなっています。さらに、エレクトリックバイオレットやオリーブといった独特のコントラスト色が精密に配置されています。
販売されるアイテムの中で注目したいのは、NIWAジャケットやSERRAジャケットなど。NIWAジャケットは着物からインスパイアを受けたデザインで、立体的なシルエットとTPU製ハードウェアが特徴です。SERRAジャケットはアシンメトリーな前立てを持ち、快適さと構築性を両立させています。また、ユーティリティショーツやARCウィンドブレーカーもあり、それぞれ機能的でありながらデザイン性も高いものとなっています。
アクセサリーとフットウェア
フットウェアでは、フェイクディアスキン製のブーツや、新作スニーカーが登場します。これらはグリップ性や汎用性に優れたデザインで、日常生活でも使いやすい仕様となっています。バッグに関してはHYDE 72-hourバッグが特徴的で、内部の仕切りが短期旅行にも十分対応できる構造を提供します。
誰のためのコレクションか
このコレクションは、「機能をデザインする」という理念を追求しており、美しさと実用性の両立を目指しています。「SR_A engineered by ZARA」は、日常生活を自分らしく生きるためのモダンなユニフォームとも言えるでしょう。
発売日は2025年10月23日(木)、販売店舗はZARA新宿店および公式オンラインストアにて展開されます。価格帯は¥2,990から¥39,990までと幅広く、さまざまなニーズに応えるアイテムが揃っています。
サミュエル・ロスについて
これを機に注目が集まるサミュエル・ロスは、ロンドンを拠点に活動するデザイナーでありクリエイティブディレクターです。SR_Aというプラットフォームを通じて、彼はファッション、インダストリアルデザイン、ファインアートの境界を超えた活動を展開してきました。彼の革新性は多くの賞を受けており、現代デザインのシーンで最も影響力のある若手クリエイターの一人とされています。
彼が語る「実用性を通して存在意義を持つものには、美しさがある」という言葉が、まさにこのコレクションに集約されています。どのアイテムもそれぞれの目的を持ちつつ、日常にフィットするデザインが施されています。