古民家の古木活用
2020-02-05 19:32:11
古民家の古木の活用で森林を守る新たな挑戦が始まる
古民家の古木を活用した環境貢献活動
株式会社山翠舎(代表取締役社長 山上浩明)は、古木の購入から得られる資金の一部を、長野県の森林支援プロジェクトに寄付する取り組みを開始しました。このプロジェクトでは、古木の販売1本につき100円がフンダされ、J-クレジットの取得に充てられています。これにより、カーボン・オフセットが行われ、二酸化炭素の排出権が購入されます。古木は古民家から取得した歴史的な木材であり、廃棄物の削減や住宅の空き家問題の解決にも寄与する重要な資源です。
古木のメリットと社会の課題解決
古木を活用することで、ただの廃棄物を減らすだけでなく、地域の森林を支援することにもつながります。現在、日本の森林事業は高齢化や人手不足に悩まされており、適切な森林施業が実現できないケースが増えています。この取り組みを通じて、山翠舎は森林事業に資金を提供し、持続可能な林業を推進していく計画です。これにより、森林が活性化し、CO2の吸収が促進されることが期待されています。
SDGsの実現に向けて
山翠舎は、このプロジェクトを通じて地球温暖化対策に具体的なアプローチを取り入れ、企業としての責務を果たすとともに、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することを目指しています。古木を利用したビジネスモデルは、エコフレンドリーであると同時に、地域経済の活性化にも寄与する魅力的な選択肢です。
EVIとの連携
この活動は、『Eco Value Interchange(EVI)』というプラットフォームを通じても支えられています。EVIは、森林事業者、企業、消費者がつながり、環境貢献を進めるための仕組みであり、カーボン・オフセットを通じて地域の森林保全を推進しています。これにより、参加することで得られる利益が、地域の森林維持にも還元されます。
古木の正しい取扱い
山翠舎では、FSC(Forest Stewardship Council®)によって認証された古木を取り扱っており、これにより製品の環境への負荷を最小限に抑えています。FSCは、責任ある森林管理を確保するための国際的な基準を提供しており、古木の持続可能な利用を約束します。
古木の活用事例
山翠舎の古木を活かしたプロジェクトは日本各地に広がり、これまでに400以上の店舗を手がけてきました。古民家の解体から得られた素朴な木材を使った店舗内装は、多くの人々に感動を与え、地域の文化的な価値を再生しています。特に、信州くらうどや竹林庵みずのなど、独自の雰囲気を醸し出す宿泊施設や飲食店が話題を呼んでいます。
今後の展望
未来に向けて、山翠舎は古木の利用をさらに広げ、環境に優しいビジネスのパートナーシップを募集中です。古木のリサイクル活動と地域の森林保全が共に成り立つことで、より良い未来へつなげていく取り組みが期待されています。古木の持つ価値を理解し、それを活かす運動が日本中に広まることを願っています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社山翠舎
- 住所
- 長野市大豆島4349-10
- 電話番号
-
026-222-2211