GreenCarbon、日台宇宙経済共創ワークショップでカーボンクレジット活用に言及!衛星データで水田メタンガス削減を可視化
GreenCarbon株式会社は、7月8日に開催された日台宇宙経済共創ワークショップに登壇しました。同社は、水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出プロジェクトについて、衛星データを用いたモニタリング手法の研究を発表しました。
このワークショップは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と台湾宇宙センター(TASA)が共催し、衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)が協力しました。GreenCarbonは、JAXAが進める衛星データ(だいち2号)を活用した事業化実証に採択されており、今回の発表はその取り組みの一環として行われました。
GreenCarbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでいます。森林保全、マングローブ植林、牛のゲップ削減など、幅広い分野で事業を展開しています。今回のワークショップでは、水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出プロジェクトに焦点を当て、衛星データを活用したモニタリング手法の研究について発表しました。
同社は、JAXAの衛星データを用いることで、水田のメタンガス削減量をより正確に把握し、カーボンクレジットの創出を効率化することを目指しています。また、衛星データを活用することで、従来の手法に比べて、モニタリングにかかるコストや時間削減も期待できます。
ワークショップでは、台湾における自然領域での脱炭素活動がもたらす経済効果について言及されました。GreenCarbonは、この技術をアジア各国の水田由来の温室効果ガス削減プロジェクトにも応用し、社会実装を目指しています。
GreenCarbonの取り組み
GreenCarbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンに掲げ、カーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しています。
水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出プロジェクトでは、日本初・最大規模のJ-クレジット認証を取得しました。同社は、2024年度には約50,000haに拡大する予定です。
また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しています。このサービスにより、クレジット創出者の工数削減を実現しています。
GreenCarbonの未来
GreenCarbonは、今後も衛星データなどの最新技術を活用し、カーボンクレジット創出事業を拡大していく予定です。同社の取り組みは、地球温暖化対策に貢献するとともに、持続可能な社会の実現に大きく貢献するものとして期待されています。