AIロボット開発支援を強化する「ROBODEV」
株式会社ジーデップ・アドバンスと株式会社マクニカが、このたび共同で新しいAIロボット開発支援パッケージ「ROBODEV」を発表しました。このサービスは、AIとビジュアライゼーションの分野での技術革新を促進し、より迅速な開発プロセスを実現することを目的としています。
背景と必要性
近年、AIロボットの開発には高性能なコンピューティング環境が欠かせない存在となっています。特に、シミュレーションを行う際には様々な条件で予測を行い、問題解決のスピードと安全性を高める重要な役割があります。しかし、これらの環境を整えるには、高度な専門知識が求められるため、開発者にとっては大きなハードルとなっています。
「ROBODEV」の概要
「ROBODEV」は、ジーデップ・アドバンスが提供する高性能GPUワークステーションに、AIロボット開発に必要な環境構築を半自動で行える「ROBODEVインストーラー」を搭載したパッケージです。このソリューションにより、NVIDIA社の先進的なプラットフォームであるNVIDIA IsaacやOmniverseを簡単に設定できるようになります。
さらに、マクニカからは導入後のハンズオンサポートが提供され、AIロボット開発の基本を学ぶための座学や実習が実施される予定です。
最新技術を最大限活用
「ROBODEV」は、開発者の環境構築に関する課題を解消し、スムーズな開発着手を可能にします。このサービスによって、ロボティクス領域でのAI開発が加速され、市場におけるタイムリーな製品投入が期待できます。
ジーデップ・アドバンスのCEO、飯野匡道氏は「フィジカルAIの進化に伴い、ロボット技術は迅速に進展している。NVIDIA Isaac Simは、その開発を加速させる強力なプラットフォームであり、この実装によって「ROBODEV」が多くの産業に革新をもたらすことを願っている」と述べています。
一方、マクニカの伊藤啓介氏も「ジーデップ・アドバンスとの、日本国内でのAIロボット技術の推進を支える取り組みを進められることを嬉しく思います。このパッケージが、より迅速でスムーズな開発を実現するための一助となることを確信しています」と期待を寄せています。
専門的なサポート体制
「ROBODEV」では、以下のハンズオンサービスが用意されています。
- - 基本編では、主にNVIDIA Isaacについての座学と、Isaac Simを用いた簡易ロボット作成のハンズオンが行われます。
- - 応用編として、OmniverseやIsaac ROSのハンズオンがオプションで用意されているため、ニーズに応じた学習が可能です。
具体的なサービス内容
ハンズオンメニューには、以下のような研修が含まれています。
- - NVIDIA Isaac 座学:基礎的な概念や技術について学びます。
- - Isaac Simハンズオン:実際にロボットを作成し、動作を確認します。
- - Omniverse Replicatorハンズオン:データセット作成プログラムの作成を体験します。
これらのトレーニングにより、参加者はAIロボット開発に必要な知識と技術を短期間で習得することができます。
まとめ
マクニカとジーデップ・アドバンスは、「ROBODEV」を通じてAIロボット開発の未来を支援し、技術革新を推進する姿勢を示しています。AIロボット技術が進化する今、両社の取り組みに注目が集まっています。詳細については、ジーデップ・アドバンスの公式ウェブサイトにて確認できます。
ROBODEV サービス紹介ページ
【製品に関するお問い合わせ先】
ジーデップ・アドバンス ソリューション本部:
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マクニカクラビス カンパニー:045-470-9821