若手クリエイターの挑戦が光るグループ展「KUMA experiment 2024-25」開催

若手クリエイターたちの新たな挑戦

2025年1月18日から26日まで、東京・六本木に位置するクマ財団ギャラリーで「KUMA experiment 2024-25 vol.5」『線的時間の面的再現』という展覧会が行われる。このイベントは、次世代を担うクリエイターを支援する公益財団法人クマ財団が主催し、クリエイター奨学金の8期生である45名がその成果を発表する目的で行われます。

創造性が生まれる瞬間

クマ財団は、「創造性が共鳴し合う、世の中に」を掲げており、本展覧会もそのビジョンに基づいています。本展は、異なる分野で活動する若手クリエイターたちが個々の時間に対する感覚や捉え方を作品を通して表現し、新たな視点を提供します。

参加クリエイターの紹介

本展に参加する6名のクリエイターは、それぞれ異なるバックグラウンドを持ち、以下のような活動を展開しています。

- 浅野啓: 人とコンピュータとのインタラクションをテーマにした研究を行い、独自のVRやARのインターフェースを開発。
- 川上さわ: 映画制作に挑んでおり、若者の心理を独自の視点で描く作品を手掛けています。
- 川村智基: 劇作家で、関西弁を活用したストーリーで現代の若者の心情を鮮明に描写。
- 真田将太朗: 絵画とAIの融合を試み、人間の創造性の新たな可能性を探求しています。
- 富田七海: 食を媒体としたインスタレーションを通じて、個々の世界観を表現。
- 吉本健義: 食品が持つ光学的な特性に着目し、新しい形の食と人とのインタラクションを模索。

展覧会のテーマ

「線的時間の面的再現」というテーマは、時間の捉え方の多様性を探る試みです。私たちは時間を普遍的なものとして捉えがちですが、実際にはその感じ方は人それぞれ異なるものです。クリエイターたちは、それぞれのアプローチでこのテーマに挑み、時間の表現方法を模索します。展示作品には、過去の体験を再構成したものや、線的な時間を平面に展開したものなどが揃い、訪れる者に新鮮な視点を提供します。