ECサイト利用実態
2022-05-27 10:00:13
ECサイト利用実態調査:20-40代の傾向と不満点を探る
ECサイト利用実態調査:20-40代の傾向と不満点を探る
近年、ECサイトを利用する人々の声が多く寄せられています。特に20代から40代の方々がどのようにECサイトを利用し、どのような不満を抱いているのかを明らかにするため、IRISデータラボが実施した調査結果について詳しく見ていきましょう。
調査概要
本調査は、直近3か月間内にECサイトを利用した経験がある全国の20代から40代男女を対象に、WEBアンケート方式で行われました。合計で3000名を対象にし、その中から600名の有効回答を得ました。
ECサイトの利用状況
まず、直近3か月間でのECサイトの利用状況を調べました。調査結果によると、66.2%の回答者がECサイトを利用しており、54.2%の人が複数回利用していることが明らかになりました。特に20代では54.5%が「1週間に1回以上」利用している一方、40代では「1か月に1回程度」が多数を占めています。
これに続いて、ECサイト利用時の月平均金額についても調査しました。結果として、31.0%の人が「2,001円~4,000円」の範囲で利用しており、半数以上が4,000円以内での利用となっていました。さらに、年代別に見ると、20代では比較的低い金額での利用が目立ち、40代ではもう少し高めの金額帯が多くなっています。
ECサイト利用時の不満点
ECサイトを利用する際の不満の声も多く聞かれました。調査によると、42.5%が「送料が高い」と感じており、次いで32.0%の人が「サイズ感や手触りがわからない」ことを不満としてあげています。「不満がない」と回答したのはわずか21.7%に留まり、全体の約8割が何らかの不満を抱えながらECサイトを利用している実態が浮かび上がりました。
特に「会員登録が面倒」と感じたのは女性が多く、男性の約2倍にあたる18.3%が不満を抱いていました。このことから、ECサイト運営者が性別によるユーザーのニーズの違いを理解する必要があることが示唆されます。
購入取りやめ理由
また、調査結果によると、87.0%もの回答者がカートに入れた後に購入を取りやめた経験があるとのことです。その理由として、主に「会員登録が面倒」、「他の商品を吟味するため」、「他のサイトでの価格比較」が挙げられています。
これらの理由を受けて、ECサイトの運営者は、会員登録時の煩雑さを解消したり、送料や総額表示の明確化を進めることが重要です。ユーザーが安心して購入できる環境を整えることが、購買率の向上に繋がるでしょう。
結論
ECサイトの利用は年々増加していますが、その裏には多くの不満や購入取りやめの理由があります。消費者の声をしっかりと反映し、利便性を向上させることがECサイト成功の鍵となるでしょう。これからのEC業界において、ユーザー目線の改善が求められていることは言うまでもありません。
会社情報
- 会社名
-
IRISデータラボ株式会社
- 住所
- 東京都港区南青山2-7-30ムラハンビル1階
- 電話番号
-
03-6277-6766