一般社団法人HASSYADAI social(以下:ハッシャダイソーシャル)と株式会社ジェイ・エス・ビー(以下:ジェイ・エス・ビー)は、新たに若者の生活環境向上とキャリア形成支援のため協力することを発表しました。この取り組みは、2025年4月から実施される高校生を対象とした教育プログラム「お仕事図鑑」を通じて、若者の住宅リテラシーを高めることを目指しています。
取り組みの意義と背景
特に若い世代は、進学や一人暮らし、就職といったライフイベントを通じて、生活環境に変化をもたらします。この変化には多くの契約締結が伴い、経験の少なさから詐欺や違法なアルバイトに巻き込まれるリスクが高まります。消費者庁の調査によれば、15歳から29歳までの若者において、消費生活相談が特に多いのは内職や副業の誘い、賃貸に関する問題です。
現代の若者は、経済的な変化や社会の不安から、将来に対して不安を抱えることが一般的です。このような状況で、適切な生活やキャリアに関する知識を持たずに社会に出ることは、若者にとって非常に危険です。そうした状況を受けて、両者は若者の生活とキャリアの双方向での支援に取り組むことを決定しました。
具体的な取り組み内容
1.「お仕事図鑑」プログラム
このプログラムは、日本のさまざまな業界の企業と提携し、その歴史や文化、そして働く方々の思いを若者に伝えるものです。全国の高校生を対象にキャリア教育の時間を利用して、様々な業界の知識を深めるための研究活動を行い、将来の職業選択をサポートします。
特に不動産業界との連携が初めてということで、住環境の選び方や生活に関する知識を学ぶことができます。これにより、一人暮らしを始める際の不安を軽減し、健全な生活習慣を確立する手助けをします。
2.『騙されないための教科書』の配布
若者が詐欺や違法バイトといったトラブルに巻き込まれないようにするため、ハッシャダイソーシャルでは消費者教育を重視し、2023年から全国の高校に『騙されないための教科書』の無料配布を行っています。これにより、知識を通じたリテラシー教育を強化し、特にジェイ・エス・ビーが提供する学生マンションに住む若者も対象にした啓蒙活動を展開していきます。
会社概要
ジェイ・エス・ビーは1976年に設立され、全国に学生マンションを展開する企業。ハッシャダイソーシャルも2020年に設立され、若者の選択肢を広げるために活動しています。両者の共同は、未来を担う若者への大きな支援となることを期待しています。
このように、若者のための安心できる環境とキャリア形成を支える新たな取り組みが始まります。今後の成果に注目が集まります。