同朋大学と愛知県の協力による新しい地域活性化の取り組み
2024年8月22日、同朋大学と愛知県は県営住宅への学生の入居を促進するための協定を結びました。この協定は、学生が地域コミュニティに積極的に参加し、自治会活動を通じて地域の活性化を図ることを目的としています。愛知県が大学と県営住宅に関する協定を締結するのは今回が初めてであり、地域に目を向けた新たな取組として大きな注目を集めています。
協定締結式の詳細
協定締結式は、愛知県庁本庁舎の建築局長室で行われました。出席したのは、愛知県建築局長の成田清康氏、愛知県住宅供給公社の理事長成瀬一浩氏、そして同朋大学の学長福田琢氏です。式では、出席者からの挨拶や協定書の交換、記念撮影が行われ、双方の意気込みが感じられました。
協定の概要と双方の役割
この協定において、同朋大学は自治会活動に積極的に参加する学生を愛知県に推薦し、その学生たちには県営住宅が提供されます。一方、愛知県は推薦を受けた学生に対し、住居としての県営アパートを用意します。また、同朋大学は愛知県および愛知県住宅供給公社の協力を得て、入居した学生と共に地域活動を推進し、地域社会の活性化に寄与する取組を実施していきます。
期待される効果
この協定により、学生が自治会活動に参加することで、県営住宅の住人や地域住民との交流が生まれます。学生の創意工夫が発揮されるイベントも開催され、地域との関わりを深める機会が増えることが期待されています。また、同朋大学は過去に名古屋市営住宅への学生入居の実績があり、地域に根ざした活動のノウハウを活かすことができるでしょう。
近隣自治体の事例
三重県や名古屋市、四日市市などでは、公営住宅への学生入居が実際に行われています。これによって、地域コミュニティの活性化が図られており、同朋大学もその流れに参加することで、愛知県の地域振興に寄与したいと考えています。
協定に関連する覚書
さらに、同朋大学、愛知県、及び愛知県住宅供給公社の三者は協定に基づき、学生入居に関する覚書も締結しました。この覚書では、県営住宅を利用する際の条件や学生入居に関する必要事項が具体的に定められています。これにより、スムーズな学生の入居が実現するでしょう。
同朋大学について
同朋大学は名古屋市中村区に位置し、福田琢学長のもと、社会福祉学部や文学部、大学院人間学研究科など多彩な学問を提供しています。教育の質を高めるために、学生たちが地域に積極的に関わることを推進し、この協定もその一環です。大学生活と地域貢献を両立させる新たなモデルが期待されます。