タクシー注文が変わる!「おやゆびQR」システムの全貌
「タクシー利用がもっと便利になる」——この言葉が先日、静岡県静岡市に本社を置く株式会社システムオリジンから発表された新タクシー配車システム、「おやゆびQR」に込められている理念です。
新たなタクシー注文システムの導入
2025年8月1日より、タクシー配車システム「テレハイAVM」のために開発されたこの「おやゆびQR」は、タクシー利用者がQRコードをスマートフォンのカメラでスキャンすることで、簡単にその場でタクシーを注文できるようになることを目的としています。利用者は難しい設定を行わず、スムーズに移動が可能となります。
利便性とコストの両立
「おやゆびQR」は、タクシー事業者にとっても嬉しい特徴がいくつかあります。まず、専用のアプリをリリースする必要が無く、リーズナブルに「タクシーステーション」を設置できるため、利用者の利便性向上と事業者の販路拡大が期待されます。加えて、すでにあるタクシー注文アプリ「ゆびタクfor LINE」との高い親和性も確保されているため、シームレスに利用が可能です。
実際の操作方法
このシステムを利用するには、まず設置されたQRコードをスマートフォンでスキャンします。これにより、利用者は直ちにご希望の配車メニューを確認。なので、タクシーお迎え場所の設定も不要で、直感的に操作が実現します。
さらに、LINEミニアプリを介して配車の状態や到着予想時間、配車オペレーターからのメッセージがリアルタイムで通知されます。これにより、安心してタクシーを待つ時間を快適に過ごせるでしょう。加えて、電源や専用端末も必要なく、設置と運用がローコストで行えるのも大きな利点です。
会社概要と背景
この「おやゆびQR」を発表したのは、1983年に設立された株式会社システムオリジンです。タクシー事業向けの事務処理や配車業務システムの開発を行っており、長年の経験と実績をもとに新技術の導入を進めています。代表取締役社長の海野知之氏も、「タクシー業界の発展に寄与したい」と意気込みを語っています。
地元静岡からスタートしたこの新システムは、全国のタクシー業界に革新をもたらす素晴らしい試みとなることでしょう。高い利便性を持つ「おやゆびQR」がどのように普及し、タクシー利用者の生活を変えていくのか、今後が非常に楽しみです。