アイリスオーヤマと佐賀県の新たな連携
2025年10月16日、アイリスオーヤマ株式会社(以下、アイリスオーヤマ)は佐賀県と包括連携協定を結びました。今回の締結式は佐賀県庁にて行われ、アイリスオーヤマが九州の自治体と連携協定を締結するのは初めての試みとなります。佐賀県との長年の関係性を基に、さらなる地域活性化を目指す新たなステップを踏み出しました。
これまでの取り組み
アイリスオーヤマは1990年、佐賀県鳥栖市に鳥栖工場を設立以来、生産設備の導入や工場の拡大を行ってきました。また、地域貢献として、県内のこども食堂の支援にも取り組んでいます。今回の協定は、これまでの連携をより一層深めるものです。
協定の内容
この協定では、地域の活性化と県民サービスの向上を目的に、相互の連携を強化することが約束されています。主な内容は以下の通りです。
- - 地域産業の振興:佐賀県産の製品の販路の拡大を目指し、地域に経済的な利益をもたらします。
- - コスメティック構想への参画:佐賀県の豊かな自然環境を活かし、コスメティック産業の集積を促進します。これにより、地域の原料供給地として発展させることを目指します。
- - 防災・減災の強化:近年の気象災害や地震に迅速に対応するため、物資供給の体制を確立します。
- - 環境保全への取り組み:新たにオープン予定の「世界海洋プラスチックプランニングセンター」と連携し、持続可能な商品開発を進めます。
知事と会長のコメント
佐賀県の山口祥義知事は、この協定締結を歓迎し、地元経済の成長に寄与できると期待を表明しました。また、アジアへの輸出においても大きな可能性があり、今回の連携を活かして取り組んでいきたいと語りました。
一方、アイリスオーヤマの代表取締役会長大山健太郎氏も、この締結を非常に嬉しく思い、宮城県に次ぐ重要な協力関係を築けたことを喜びました。佐賀県は物流の重要な拠点であり、工場では多様な製品を製造しています。
おわりに
佐賀県とアイリスオーヤマの連携協定は、地域の活性化とともに、現代のエコや防災といったテーマにも寄与する重要な一歩です。佐賀県民へのサービス向上のみならず、地域経済の振興にも大きな影響を与えることでしょう。今後の取り組みに期待が高まります。