『リサージ18』発表
2021-12-14 14:00:03
マンション大規模修繕工事を18年周期に延長する『リサージ18』の開発
日鉄コミュニティの新しい提案『リサージ18』
日鉄興和不動産株式会社の子会社である日鉄コミュニティは、管理組合の金銭的負担を軽減するための新たな大規模修繕工事の提案『リサージ18』を発表しました。この新しい工事サイクルの導入により、一般的に12年ごとに行われる大規模修繕工事の周期を18年に延ばすことが可能になります。
『リサージ18』の背景と意義
マンションの大規模修繕工事は、住民にとって非常に重要な課題です。一般的なサイクルでは、約50年間で4回の工事が計画されていますが、これは経済的・時間的な負担を大きく強いられる要因となります。『リサージ18』は、この負担を少しでも軽減し、住民にとって快適な住環境を提供することを目指して開発されました。
新しい工事サイクルのメリット
『リサージ18』を採用することで、長期間にわたる修繕工事コストの削減が期待されます。例えば、新築からの約50年間で4回の大規模修繕工事が必要だったのが、3回に減少することで、予算の無駄を減らし、管理組合の工事準備の負担が軽減されます。また、大規模修繕工事中の騒音や不自由さも軽減されることで、住民のストレスを和らげる効果が見込まれています。文献史によると、大規模修繕工事のタイミングや方法を見直すことが、居住者の生活の質をいかに向上させるかが大切であるとされています。
技術革新に基づく新材料の採用
『リサージ18』の背景には、近年の建材や工法の技術革新があります。耐用年数を超えた性能を持つ材料や工法を使用することで、工事の周期を延長することが可能になりました。特に、工事後の点検を実施し、その結果に基づいて適切なメンテナンスを行うことが、『リサージ18』の特徴の一つです。このような継続的な点検体制が、マンションの資産価値を守るために重要です。
実施例と今後の展開
すでに『リサージ18』は、いくつかの物件で採用されています。具体的には「アクアリーナ川崎ロッソタワー」および「アクアリーナ川崎ヴェルデタワー」の2つのプロジェクトで、2021年8月から工事を開始し、2022年に竣工予定となっています。また、「ライフブロード西白井」でも同様の取り組みが進められています。
まとめ
日鉄コミュニティが展開する『リサージ18』は、単なる大規模修繕工事の提案に留まらず、居住者の快適な生活を支えるために設計された新しいアプローチです。持続可能な成長と高い耐久性を目指し、多くのマンションにこの新しいサイクルが普及することが期待されます。これにより、今日の社会が求める環境配慮や管理の効率化が実現され、より良い住環境の創出に寄与することが望まれます。
会社情報
- 会社名
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株式会社日鉄コミュニティ
- 住所
- 東京都千代田区岩本町3丁目2番4号 岩本町ビル
- 電話番号
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