株式会社グローバーが特許を取得した新しい清掃ロボット
株式会社グローバーが、東京都立産業技術研究センターと共同で開発した「無煙ロースターの床下ダクト清掃ロボット」の特許を取得しました。この特許により、飲食店における火災リスクを大幅に軽減できることが期待されています。
特許の概要
特許番号は7525097号で、出願日は2020年12月24日、登録日は2024年7月22日です。この清掃ロボットは、床を剥がすことなくダクト内を清掃できる機能を備えており、コスト削減と火災予防が可能です。
特に、飲食店における火災は依然として問題視されており、特に焼肉店での火災件数が増加しています。調査によると、火のついた肉や炎が排気ダクトに吸い込まれ、そこに溜まった油脂が引火することが出火の原因となっているケースが多いです。この問題を解決するため、グローバーは業界のニーズを受けて、ロボットによる清掃機能の開発に乗り出しました。
開発の背景
近年、火災件数は全体的には減少傾向にあるものの、飲食店においては逆に増加している事実があります。特に、無煙ロースターを使用している店舗では、清掃が困難なダクト管内の油脂が原因で火災が発生するリスクが高まっています。
このような背景から、同社は油汚れ清掃のノウハウと東京都立産業技術研究センターの自動化技術を融合し、清掃が困難なダクト管をロボットで安全かつ効率的に清掃できるシステムを開発しました。これにより、店舗オーナーは高額なクリーンサービスに頼る必要がなくなり、コスト削減につながるとともに、火災リスクを下げることができるのです。
清掃ロボットの活用方法
当社の清掃ロボットは、特に飲食店の厨房や保存エリアでの使用を想定しています。ロボットによる清掃作業により、人間ではアクセスが難しい場所でもしっかりと油汚れを除去できます。また、火災のリスクを軽減することで、店舗の安全性も向上します。今後はさらに性能の向上を目指し、様々なフィールドでの適用を検討しているとのことです。
お問い合わせと見積もり
ロボットに関する問い合わせは、株式会社グローバーの空調・給排気事業部までお願いします。具体的には、以下の方法で問い合わせが可能です。
- - 電話: 03-3527-1020(平日09:00-18:00)
- - Web: こちら
会社概要
株式会社グローバーは、東京都千代田区に本社を置く企業で、『新しい当たり前を創造する』というミッションのもと、店舗運営のお手伝いをしている会社です。飲食店のメンテナンスにおける重要なサービスを展開し、メーカーとしてもさらなる開発を進めていく方針を示しています。
今後も私たちの生活をより安全で快適にする技術がどのように進化していくのか、注目が集まります。