メタバースによる地方創生
2022-09-30 12:00:09
徳島県上勝町が魅せるメタバースによる地方創生プロジェクトの先駆け
徳島県上勝町が魅せるメタバースによる地方創生プロジェクトの先駆け
徳島県上勝町では、地域の課題を解決するための新たな取り組みとして、株式会社alphaspaceがメタバースプロジェクトを始動しました。このプロジェクトは、ゲーム開発エンジン「Unreal Engine」を採用し、SDGs未来都市のビジョンに基づき地方創生を目指します。
上勝町は、ゼロ・ウェイスト宣言を発信し、国内外の注目を集めている町ですが、人口減少や高齢化が進行しています。2010年から2022年の間に人口は約18%減少し、全体の53%が65歳以上という限界集落のため、地方過疎化の典型例といえます。このような状況の中、上勝町の資源循環型ビジネスモデル“reRise”が誕生しました。このモデルは、地元のクラフトビールブルワリーが醸造する際に出るモルトかすを液肥として再利用し、農作物の栽培に繋げる取り組みです。
特に、上勝町で地元住民と移住者が協力しながら進めるこの取り組みは、地域の魅力を再発見するきっかけとなっています。これにより、農業の活性化や地域経済の発展に寄与していくことが期待されています。
Unreal EngineとXR LIVEの連携
「Unreal Engine」は、ゲーム開発だけでなく、映像やVRの制作にも広く使われており、その高度なレンダリング技術を活かして、上勝町の自然環境を忠実に再現します。これにより、国内外の方々がメタバース空間の中で上勝町の豊かな自然や文化を体験できるようになります。開発過程では、 Unreal Engineのビジュアルプログラミング言語であるブループリントを使用し、コードを書かずに効率的にメタバース空間を構築します。
未来に向けたクリエイティブな活動
今後、alphaspaceではメタバース空間内で、XR LIVEを用いた様々なイベントを開催する予定です。このシステムにより、仮想空間とリアルイベントの参加者が一体感を持ち、地域の魅力をさらに引き出していくことを目指しています。メタバースによる地方創生は新しいビジネスモデルとなる可能性を秘めており、地域活性化の新たな形を提案しています。
● 今後の展望
alphaspaceは、メタバースとXR LIVEを活用しながら、様々な社会課題解決のソリューションを提供することを視野に入れています。Web3.0やDAOなどの革新的なコミュニケーション手法も取り入れつつ、最新の技術を社会に実装していくことを目指しています。さらに、クリエイターやエンジニアの人材育成プログラムも充実させ、地域の人材を育てる取り組みも進めていく予定です。
このように、徳島県上勝町のメタバースプロジェクトは、地域の課題を克服しながら新しいビジネスモデルを創出しようとする試みとして、全国的に注目を集めています。今後の進展に期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社alphaspace
- 住所
- 渋谷区広尾54-16 EAT PLAY WORKS 3F
- 電話番号
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