朝ごはんを学ぶ新教材の登場
米サンフランシスコを拠点とするデザイン会社ビートラックスジャパン合同会社と、食品メーカーのプリマハム株式会社が共同で、小学校向けの食育教材「朝ごはんを食べよう」を開発しました。この教材は、子どもたちに朝ごはんの重要性を楽しみながら学んでもらうための取り組みとして注目を集めています。2026年の4月から、全国の小学校に無料で提供される予定です。
開発の背景
現在、多くの子どもたちが朝食を欠食することが社会問題となっています。健康的な成長を支えるためには、食教育が不可欠です。しかし、教育現場では教員の業務が多忙を極めており、教材の研究や授業準備に割く時間が不足しています。こうした現状を受けて、プリマハムは「食の楽しさ」を伝える新たな教育課題に取り組むべく、ビートラックスに協力を求めました。
ビートラックスは、デザイン思考に基づいたサービスデザインやブランディングに強みを持ち、教育現場のニーズに応えるため、教材の内容を大幅に改良しました。プログラムの目的は、単なる学びの楽しさを提供することだけでなく、求められる教育現場の負担軽減も意識しています。
教材「朝ごはんを食べよう」の3つの特長
1. すぐに活用できる実用性
この教材は教育現場のニーズを徹底的に考慮して設計されています。特に、家庭科の授業時間にぴったり合わせて作られたため、教員はダウンロード後すぐに授業を行うことができます。また、家庭科の学習指導要領に準拠した内容になっているため、準備にかかる時間はゼロを目指しています。生徒向け教材はPowerPoint形式で提供され、教員用のガイドも付属しており、スムーズな授業進行が可能です。
2. 子どもたちの関心を引く工夫
教材には、ビートラックスのグローバルな視点が活かされています。朝ごはんと健康をつなげるだけでなく、世界の文化や多様な家庭事情についても学びます。さらに、クイズやゲームを織り交ぜることで、双方向のコミュニケーションが促進され、子どもたちの主体性が引き出されます。プリマハムの公式キャラクター「ソップリン」がナビゲーターとして登場し、マンガ風の章も設けられているため、飽きずに学習を進めることができます。
3. 柔軟なカスタマイズ
「朝ごはんを食べよう」は、「世界の朝ごはん」や「献立づくり」などの章に分かれているため、必要な部分だけを選んで組み合わせることができる構造になっています。この柔軟性により、家庭科の授業だけでなく、他の科目や朝の学活での活用も可能です。
会社概要
ビートラックス
- - 会社名:ビートラックスジャパン合同会社
- - 所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 Inspired Lab.
- - 設立:2013年
- - 事業内容:デザインコンサルティングサービス
プリマハム
- - 会社名:プリマハム株式会社
- - 所在地:東京都品川区東品川4丁目12番2号 GRC品川イノベーションパーク
- - 設立:1948年(創業:1931年)
- - 事業内容:ハム・ソーセージ等の製造販売
このように、ビートラックスとプリマハムが手掛けたこの新教材は、子どもたちにとってだけでなく、教育現場にとっても価値のある取り組みです。今後の展開に注目が集まります。