Figmaの日本市場向けデータレジデンシー提供開始
ブラウザベースで共同デザインおよびプロダクト開発を行うFigma, Inc.が、日本市場向けにデータレジデンシーを提供することを発表しました。この機能はエンタープライズプランを利用する企業向けのオプションサービスであり、Figmaのファイルデータ(Figma Design、FigJam、Figma Slides、Figma Make)を日本国内にて保存することが可能になります。
最近のデジタル変革やAIの導入が進む中で、企業ではガバナンスやセキュリティ、データ保護、コンプライアンスに関する対応が求められています。このデータレジデンシーの導入により、公共サービスや医療、金融業界など厳格なデータ管理基準を持つ組織も、Figmaの高い拡張性とパフォーマンスを損なうことなく、安全にデータを管理できる環境を整えられるようになります。
日本はFigmaの月間アクティブユーザー数で世界トップ5に入っており、日経225企業の約67%にも導入されています(2026年6月30日現在)。このような成長を受け、Figmaは日本市場における重要性をますます強化しており、今回のデータレジデンシーの提供開始もその一環と位置付けています。
Figma Japanのカントリーマネージャーを務める川延浩彰氏は、「日本のお客様から、データを国内で保存・管理したいという声を多くいただいてきました。今回のサービス提供は、そうしたご要望に応えるものであり、日本市場へのFigmaの長期的なコミットメントを示すものでもあります。私たちは、お客様のビジネス成長を支えるために、デザインとプロダクト開発におけるガバナンス要請に応じていきます」とコメントしています。
お客様からの支援の声
市場での期待が高まる中、さまざまな企業からデータレジデンシー導入に対するコメントが寄せられています。例えば、株式会社デジタルガレージの田智秀氏は、「Figmaは私たちのプロダクト開発プロセス全体で使用されており、データの国内保存が可能になることは、社内外の要件に応じた適切な対応に大きな意義があります。」と述べています。
また、アドウェイズの遠藤郷朱氏は「デザイナーだけでなくエンジニアやビジネス職もFigmaを利用しており、日本でデータ保存が可能になることは、データ管理要件のあるプロジェクトにおいて大きな後押しとなります」と期待を寄せています。
さらに、東京科学大学の森田結氏は「国内でのデータ保存によるガバナンスとセキュリティの向上は、学内での円滑な情報発信を強化することを期待しています」とコメントしています。
提供内容の詳細
対象データ
Figma Design、FigJam、Figma Slides、Figma Makeのファイルデータを日本国内で保存可能に。
対象プラン
エンタープライズプランを利用中のすべての組織にオプションとして提供。
提供開始
本日よりサービス提供が開始されました。詳細はアカウント担当者までお問い合わせください。
「Governance+」との連携
さらに、Figmaは2026年5月に法人向けのガバナンスソリューション「Governance+」を提供開始しました。この機能は、企業のセキュリティ要件に応じてアクセス管理やデータ保護を強化することができます。データレジデンシーの導入により、企業はデータの保存場所やアクセス管理をより強固に構築することが可能となります。
まとめ
Figmaの新たなデータレジデンシーの導入は、データ管理に関する信頼性を高め、日本市場における顧客のニーズに応える重要な一歩となります。高まるセキュリティ要件に応じ、より安全な環境でのプロダクト開発を支援するサービスとして、Figmaの今後の展開が期待されます。