木造高齢者施設オープン
2024-06-28 12:27:37

京都府産木材でつくる高齢者施設がオープン!心地よさと健康を追求した木造建築

地産地消と健康に配慮した木造高齢者施設が誕生



京都府長岡京市に、健康に配慮し、心地よさを追求した高齢者施設がオープンしました。運営するのは、地域密着型の介護事業を展開するリヴライフコア株式会社です。同社は、2024年6月30日に、小規模多機能居宅介護事業所「らしく」と機能訓練専門デイサービス「きたえる~む長法寺」の2つの事業所が併設された木造施設を公開しました。

この施設の最大の特徴は、京都府産木材をふんだんに使用した木造建築であることです。延床面積391.42㎡、枠組壁構造2階建ての建物は、主要構造部に国内産木材・京都府内産木材を採用しています。木造建築は、鉄骨造に比べて、温かみがあり、空気を浄化する効果も期待できます。特に、スギ材は、安息効果をもたらす物質を多く放出することが、京都大学生存圏研究所などの研究で明らかになっています。

地域貢献と環境保全を意識した建築



施設の建設にあたっては、地域産木材の利用が積極的に推進されました。地域産木材は、輸送時のCO2排出量を抑え、建築後の耐久性も高いというメリットがあります。また、温暖化防止や土砂崩れなどの山林荒廃防止にも貢献します。

建築には、枠組壁工法(ツーバイフォー工法)を採用。地震に強く、断熱性も高いので、利用者の安全と快適な生活空間を実現しています。さらに、耐火建築物として、鉄骨造と同等の耐火性も確保しています。地元工務店と地元職人が施工することで、地域経済の活性化にも貢献しています。

多様なニーズに対応する2つの事業所



この施設には、2つの事業所が併設されています。

小規模多機能居宅介護事業所「らしく」: 2024年7月に開設予定。同社が運営していた「きりしま荘」の移転オープンとなります。「らしく」という名称には、利用者が自分らしく、ありのままの自分で過ごせるようにという願いが込められています。ロゴマークの「梅結び」は、長寿と固い絆を意味しています。
機能訓練専門デイサービス「きたえる~む長法寺」: 2024年8月に開設予定。「きたえる~む長岡天神」の2号店としてオープンします。介護保険を利用し、独自の短時間プログラムを提供することで、利用者の「健康づくり」を支援します。パワーリハビリを取り入れた機能訓練と、ストレッチや独自手技を組み合わせた施術で、心身ともに健康な状態を目指します。

地域の活性化に貢献する施設



リヴライフコア株式会社は、福祉のあり方を変えたいという強い思いを持って事業を展開しています。「きたえる~む」や「らしく」を通して、地域社会の活性化に貢献したいと考えています。高齢者が抱える社会的な生きづらさを解消し、誰もが活き活きと輝くことができる社会の実現を目指しています。

まとめ



京都府長岡京市にオープンした木造高齢者施設は、地域産木材を活用した環境に優しい建築と、多様なニーズに対応する介護サービスを提供することで、地域社会に貢献していきます。これからも、地域住民にとってかけがえのない存在となることを目指していきます。


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