SPACECOOL株式会社の取り組み
2023年2月5日、SPACECOOL株式会社が発表したニュースは、環境にやさしい技術を駆使した具体的なビジョンを見せています。同社は、経済産業省からグローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金に採択され、タイ王国とサウジアラビア王国での二つの実証事業に着手することになりました。これらのプロジェクトはそれぞれ、放射冷却素材を利用した大型屋根の温度低減や、省エネの向上を図るものです。
タイ王国での省エネへの挑戦
タイでは、製造業の工場屋根に放射冷却素材を導入し、温度を低下させる効果を実証します。具体的には、現地企業との連携を深めることで、放射冷却素材の普及を目指します。この試みは、製造過程でのコスト削減と同時に、温室効果ガスの排出量を減少させ、持続可能な運営を実現することに貢献します。
サウジアラビアでの現地生産
サウジアラビアでは、過酷な気候条件の中で放射冷却素材の現地生産と供給の最適化を図ります。このプロジェクトは、同国で進められている脱炭素化政策に寄与することが期待されています。また、実証試験においては、有人コンテナハウスでの空調エネルギー消費量を約29%削減可能であることが確認されるなど、具体的な成果も上がっています。
日本国内経済と連携の強化
これらのプロジェクトを通じて、SPACECOOLはグローバルサウス諸国の課題解決に寄与しつつ、日本の経済安全保障や国内産業の活性化にもつながる取り組みを進めていきます。特に、東南アジアや中東諸国での導入実績を拡大することで、業界における持続可能な技術の普及にも貢献できると考えています。
今後の展望
SPACECOOLの大きな成果を支えるのは、技術力の高さと、社内で積み上げた導入実績です。タイでは、工場屋根への大規模施工により約16%の消費電力削減を達成しており、サウジアラビアでも同様の成功を収めています。今後も住宅や施設、空調システムを対象に、さらに多くのプロジェクトを立ち上げ、空調エネルギーとCO2排出量の削減を進めていく方針です。
このような取り組みは、今後の世界において持続可能な未来へ向けた重要な一歩となるでしょう。エコロジカルな社会を目指すSPACECOOLの挑戦が、多くの企業や国に刺激を与えることを期待しています。
※「SPACECOOL」は登録商標です。