400年の歴史を持つ宿場町、海野宿
長野県東御市にある海野宿(うんのじゅく)は、2025年に開宿から400年を迎える歴史的な宿場町です。この特別な年を記念し、2023年には「第31回海野宿ふれあい祭り」が開催されます。江戸から明治にかけての面影を残す町並みが、2日間にわたり多彩なプログラムで華やかに彩られることでしょう。
海野宿について
海野宿は北国街道の宿場町として栄え、国の重要伝統的建造物群保存地区や日本の道100選にも指定されています。この地域では、江戸時代の雰囲気が色濃く残されており、訪れる人々に歴史を感じさせてくれます。また、400年を祝う特別企画やイベントが行われ、多くの観光客が訪れています。
ふれあい祭りの歴史
海野宿ふれあい祭りは、毎年11月に行われる白鳥神社の祭礼「新嘗祭」と関連して、平成2年から始まった「海野宿ほうとう祭り」をルーツとしています。近年、祭りの規模は拡大し、昨年の来場者数は約4,600人にも達するほどの人気となっています。今年も特別版としてバリエーション豊かなイベントが予定されています。
今年の祭りの見どころ
今年の祭りでは、地元小学生から選ばれた舞姫たちが白鳥神社で披露する「浦安の舞い」、そして全国的にも価値のある伝統建物内部の一般公開、人力車の乗車体験といった定番の企画に加え、特設ステージが新設されます。特に目を引くのは、地域の若者たちによるパフォーマンスや特別演目が具体化され、さらなる参加者を引きつける内容となっています。
特別演目のハイライト
- - 信州大学よさこい祭りサークルによる演舞
- - 長野大学和太鼓サークルの演奏
- - ダンススタジオの盛り上がるパフォーマンス(Sany TOMI、SONA DanceStudio、STUDIO EAST)
- - 佐渡伝統芸能集団の鬼太鼓によるパフォーマンス
- - 海野宿絵画コンクールの表彰式
最も注目すべきは、今年初の試みとして前夜祭を実施。白鳥神社では、ジャズコンサートや和太鼓演奏、東御市産ワインが楽しめるワインバーが用意されます。これにより、祭りの内容は昼も夜も充実した趣きを提供することでしょう。
前夜祭の詳細
- - 日時: 令和7年11月1日(土) 17:00~19:00
- - 場所: 白鳥神社境内(東御市本海野)
- - 内容: ジャズコンサート、和太鼓演奏、ワインバー(東御市産ワインの提供)
- - 料金: 入場無料
- - 駐車場: 海野宿第1・第2駐車場
ふれあい祭りの詳細
- - 日時: 令和7年11月2日(日) 10:00~15:00(オープニングセレモニー9:30~)
- - 場所: 海野宿(街道周辺)
- - 料金: 入場無料
- - 駐車場: 海野宿第1・第2・第3駐車場、海野マレットゴルフ場駐車場、東御市役所駐車場
- - 臨時シャトルバス: 田中駅発 → 市役所経由 → 海野宿(第1駐車場)行き
終わりに
この「第31回海野宿ふれあい祭り」は、400年を迎えた歴史的な宿場町のもちろんの魅力を新たな形で感じられる一大イベントです。家族や友人と一緒に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。美しい秋の訪れと共に、心温まる体験が待っています。