コスモ石油とベーカーヒューズ、製油所のデジタル変革に向けた戦略的提携
2023年4月17日、コスモ石油株式会社とそのパートナーであるベーカーヒューズ エナジー ジャパン株式会社は、製油所の設備性能向上とデジタル技術の強化を目指す戦略的覚書(MOU)を締結しました。
この覚書は、コスモ石油が運営する千葉、四日市、堺の全製油所において、高度な保全戦略と運転判断の強化を実現することが目的です。両社は、デジタル技術を駆使して設備の信頼性を向上させ、持続可能な運用の実現を目指します。
デジタル技術の導入で設備の信頼性を向上
製油所の設備は、年々経年化が進むため、安全に稼働し続けるためには従来以上の保全戦略が必要となっています。コスモ石油は、デジタルプラントへの移行を通じて、運用の効率化を図る取り組みを進めています。
このMOUでは、AIを活用した予知保全やアセット戦略の最適化、サステナブルな技術に関する知見を、ベーカーヒューズが提供する幅広い技術ポートフォリオから引き出し、設備信頼性の向上を図ることを計画しています。
コスモ石油の取り組みとベーカーヒューズの技術
コスモ石油とベーカーヒューズは、これまでも品質向上に向けた相互協力を行ってきました。特に、ベーカーヒューズの「Cordant™ Asset Strategy」を活用した信頼性中心保全(RCM)導入により、一定のコスト削減を見込んでいます。この方法により、重要設備の保全戦略の最適化が実現され、データに基づいた信頼性向上の新たな手法が確立されました。
イノベーションとデジタル化への共通の約束
このMOUは、両社がエネルギー業界全体での革新とデジタル化の推進にコミットする姿勢を示しています。ベーカーヒューズがグローバルに進めるデジタル化、信頼性の強化、低炭素で持続可能なエネルギーシステムの構築に向けた技術群を、コスモ石油の運営に適用することで、新たな価値の創造を図ります。
共同での主な取り組み内容
- - デジタル高度化と予兆保全ソリューション: AIや機械学習を利用した異常検知、予知保全の効率化。
- - アセット戦略とコンサルティング: 装置戦略の共同評価、故障モード分析を通じた保全方針の最適化。
- - 研修と能力開発: グローバルな技術に基づいた人材育成やワークショップの実施。
- - ユーザーフィードバックと共同イノベーション: 現場からの知見を活かしたソリューションの提供。
コスモエネルギーグループのビジョン
コスモエネルギーグループは、石油開発から精製、販売までを一貫して行う企業であり、社会に欠かせないエネルギーの提供に取り組んでいます。環境と社会に配慮し、持続可能な発展を目指して日々努力しています。此次の提携を通じて、未来のエネルギー供給のあり方を変革し、持続可能な社会の実現に寄与することを期待しています。