無人書店の実証実験
2023-03-15 13:00:01

次世代書店実現へ向けた無人書店の実証実験が始動

次世代書店の実証実験が東京都でスタート



株式会社Nebraska(本社:東京都千代田区)は、書店業界に革新をもたらすため、トーハングループと協力して無人書店の実証実験を開始しました。この実証実験は、文化的で知的な生活を支える書店というインフラの価値を再評価し、現代のニーズに応える新たな形を模索するものです。

背景と目的


近年、書店はECや電子書籍の急成長により、売上が減少し続けています。そのため、店舗数は過去20年間で約半減しており、「街の書店」の減少は社会的な問題になっています。Nebraskaとトーハングループは、この課題に取り組むため、ディスカッションを重ね、革新的なデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションを活用した次世代書店の実証実験を plan しました。

実証実験の内容


この実証実験は、トーハングループの「山下書店世田谷店」にて行われており、Nebraskaが開発した「MUJIN書店」ソリューションを用いています。具体的には、有人と無人営業を組み合わせたハイブリッドな運営モデルを採用しています。

営業時間と方法


実験期間は2023年3月20日から7月31日まで、営業時間は次の通りです:
  • - 【有人営業】10:00~19:00
  • - 【無人営業】19:00~翌朝10:00

無人時間帯の入店は、ドア横に設置されたQRコードを読み込むことで可能となり、簡単にアクセスできます。これにより、夜間や早朝でも書店を利用できる利便性が向上し、売上アップが期待されています。日中の有人時間帯でも、「MUJIN書店」はオペレーションの効率化を支援し、スタッフがより付加価値の高い業務に集中できる環境を整えています。

書籍購入の新しいスタイル


「MUJIN書店」では、完全キャッシュレスでの会計が可能で、購入履歴の確認もLINEアプリを通じて行えるため、顧客は利便性を感じながらショッピングを楽しむことができます。

また、近隣への商品配達やスタッフの休憩中の短時間無人営業など、柔軟な店舗運営を模索しています。これにより、書店がただ物を売る場所から、顧客の購買行動を収集する拠点へと進化することを目指しています。

今後の展開


Nebraskaは、実証実験で得たデータや知見を基に、「MUJIN書店」のソリューションを他の店舗にも展開し、書店業界全体に価値を提供していく方針です。無人化やデジタル化が進むことで、書店の運営における課題を把握し、改善策を見出すことで、次世代書店の実現へ向けた第一歩を踏み出しているのです。

このプロジェクトは、書店業界だけでなく、小売業全体の新しい潮流を切り開く可能性があります。顧客提供価値や収益性の向上を追求し、今後ますます注目が集まる取り組みとなるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社Nebraska
住所
東京都千代田区富士見1丁目3−11富士見デュープレックスB’s 4F
電話番号

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