DioseveがICC FUKUOKA 2023で不妊治療技術を発表し優勝

DioseveがICC FUKUOKA 2023での輝かしい優勝を成し遂げる

2023年、福岡で開催されたIndustry Co-Creation (ICC) サミットにおいて、バイオスタートアップ企業Dioseve（ディオシーヴ）が見事優勝を収めました。このサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」をテーマに、さまざまな分野のビジネスリーダーや専門家が集う場として知られています。

ICC FUKUOKA 2023の概要

ICCサミットは、毎年多くの参加者が集まり、知識を共有し、新たな産業の可能性を探求するイベントです。今年は2023年2月13日から16日まで、ヒルトン福岡シーホークをメイン会場に、400名以上の登壇者が参加し、総勢1,000名以上の人々が議論を交わしました。

優勝の瞬間

Dioseveからは、代表取締役の岸田和真氏が登壇し、同社の画期的な不妊治療技術についてピッチを行いました。彼のプレゼンテーションでは、皮膚組織から得られたiPS細胞を卵母細胞に分化誘導させる技術のメリットが強調されました。この技術は、妊娠を希望する多くのカップルに希望をもたらす可能性を秘めています。

選抜された7社の中から、Dioseveは厳正な審査を経て優勝。審査員28名の投票により、Dioseveの技術がその革新性と実用性が高く評価されました。

Dioseveの技術とビジョン

Dioseveは2021年に創業されたバイオスタートアップであり、ワシントン大学の浜崎伸彦教授が発明した「DIOLs」技術を基にしています。これは、iPS細胞から短期間で大量の卵子を生成することを可能にするもので、不妊治療だけでなく、さまざまな生殖医療の分野へも拡大することが期待されています。

「私たちの技術は、多くの方に新たな希望をもたらすものです。今後も研究開発を続け、より良い医療を提供できるよう努めていきます」と岸田氏は語ります。

Dioseveの本社は東京都文京区に位置しており、地域に根付いたビジネスを展開しています。公式ウェブサイトでは、最新の情報や研究成果を随時更新しています。今後の展開が非常に楽しみです。