アントンパールが革新的な熱分析計「Julia DSC」を発表
オーストリアのグラーツに本社を構えるアントンパール社が、新たな示差走査熱量計「Julia DSCシリーズ」を発表しました。この新世代のDSCは、材料分析におけるスピードとシンプルな操作性を実現し、業界における熱分析の常識を変える存在となるでしょう。アントンパールのプロダクトマネージャーであるJiří Kislinger氏は、「Julia DSCは高性能と使いやすさを両立させ、熱分析の新しい基準を打ち立てました」と語っています。
高性能とスピードを実現
「Julia DSC」は、圧倒的な冷却速度により迅速な測定結果を提供します。特に内蔵の空冷モジュールは、外部装置を必要とせずに氷点下までの高速冷却を可能にし、実際の現場でのニーズに応じた計測が実現できます。さらに、操作性にも配慮がされており、特別なトレーニングなしでも直感的に使用できるため、技術者や研究者にとって非常に扱いやすい製品となっています。
この製品は、試料準備から最終的な分析に至るまで、全ての過程が自動化されており、迅速かつ再現性の高い結果を得ることができるのです。これにより、実験の効率が大幅に向上し、研究者の作業負担が軽減されます。
操作性の向上と省エネ設計
「Julia Suite」ソフトウェアは、グラフィカルな編集機能が充実しており、ユーザーが直感的に操作することを可能にしています。自動キャリブレーションや性能チェック、QC専用モードも備えており、スピードと精度を最大限引き出すことができます。また、オプションのオートサンプラーは、最大70検体と8つのリファレンスポジションに対応しており、手作業を減らしつつ処理能力を大幅に向上させます。プログラム可能なエコモードも搭載されており、サステナビリティを考慮した使い方ができます。
未来の熱分析を見据えて
アントンパールの「Julia DSCシリーズ」は、わずか数分で信頼性の高い結果を提供できるため、高度な品質管理から最先端の研究開発まで広範に活躍します。この新たなDSCは、熱分析の新たな可能性を開くとともに、アントンパールのリーダーシップをさらに強化することに貢献することでしょう。
この示差走査熱量計「Julia DSCシリーズ」についての詳細は、アントンパールの公式サイトを訪れることで確認できます。また、製品デモや具体的なアプリケーションについての問い合わせも歓迎しています。アントンパールは、革新的な技術を通じて科学と産業の発展に寄与し続けており、今後のさらなる展開が期待されています。
お問い合わせ先
株式会社アントンパール・ジャパン
〒131-0034 東京都墨田区堤通1-19-9 リバーサイド隅田1階
製品の詳細については公式サイトをご覧ください:
アントンパール公式サイト
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