他家iPS細胞由来の角膜上皮細胞シート治験開始
株式会社レイメイ(以下、レイメイ)は、角膜上皮幹細胞疲弊症を抱える患者様を対象にした、従来の治療法では解決が難しかった新たな治療方法の検証を開始しました。具体的には、他家iPS細胞から作製した角膜上皮細胞シート(開発コード:REM-01)の企業治験に着手しました。
角膜移植の背景と課題
角膜移植は、多くの重篤な角膜疾患に対する治療法として確立されていますが、提供される角膜が限られているため、この施術を受けられない患者が少なくありません。この背景には、角膜供給の不足が深刻な課題として存在しています。この課題の解決に向けて、レイメイは再生医療技術を取り入れ、新たな治療法の実用化を目指しています。
企業治験の概要
今回の治験は、角膜上皮幹細胞疲弊症を対象としたもので、REM-01の有効性と安全性を評価することが目的です。具体的には、以下のポイントが挙げられます:
- - 治験製品:他家iPS細胞由来角膜上皮細胞シート(開発コード:REM-01)
- - 対象疾患:角膜上皮幹細胞疲弊症
- - 実施施設:大阪大学医学部付属病院を含む6施設
- - 目標症例数:12例
- - 初回移植予定:2026年春
- - 治験完了予定:2027年12月
- - 今後の計画:治験完了後に製造販売承認を申請予定
連携強化による実用化への道
企業治験を進めるにあたり、レイメイはロート製薬株式会社との連携をさらに強化しています。ロート製薬からの追加投資を受け、眼科領域における再生医療技術の実用化に向け、角膜上皮細胞シートの安定供給体制を築くことを目標としています。このような取り組みを通じて、治療が必要だが十分なケアを受けていない患者様に新たな治療の選択肢を提供することを目指します。
用語解説
- - 角膜上皮幹細胞疲弊症:これは、角膜表面の上皮を維持するために必要な「角膜幹細胞」が減少または機能低下することで生じる疾患で、視力低下や疼痛を引き起こす可能性があります。
- - SEAM法:iPS細胞を用い、眼の前面(角膜や水晶体)および背面(網膜など)を同時に誘導する技術です。
会社情報
株式会社レイメイ
- - 代表:小林正和
- - 所在地:大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル30階
- - 事業内容:再生医療製品の研究開発および製造販売
ロート製薬株式会社
- - 代表:瀬木英俊
- - 所在地:大阪府大阪市生野区巽西1-8-1
- - 事業内容:医薬品、化粧品などの製造販売
お問い合わせ
レイメイの公式ウェブサイトやメールでのお問い合わせも受け付けています。
Web:
https://www.raymei.co.jp/
E-mail:
[email protected]