アイレットとAWS、生成AIで企業DXを加速する協業契約締結
アイレット株式会社が、アマゾン ウェブ サービス(AWS)との戦略的協業契約を発表しました。この提携により、生成AIを活用した企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する新たなソリューションが開発され、幅広い業種に適したサービスが提供されることとなります。
近年、企業のDX進展に生成AIが急速に注目されている中、アイレットはクラウド特化型のシステムインテグレーターとして強みを持ち、特に製造業をはじめとする多様な業種へと対応しています。しかし、帝国データバンクの調査によれば、国内企業の生成AI導入率はわずか17.3%にとどまっており、導入にあたっての知識不足や専門人材の不足が大きな課題となっています。
アイレットは、これらの問題を解決するために、AWSとの連携を深めることにより、次の4つの新規生成AIソリューションの開発を目指しています。これには、Amazon Bedrockを活用したRAGチャットソリューション、Wiki自動生成ソリューション、自動工数計算ツール、Amazon SageMakerによるAI画像解析ソリューションが含まれています。特に、業務の効率化やコスト最適化を実現することで、お客様の具体的なビジネス課題に応えることを目的としています。
また、アイレットは生成AI分野における専門人材の育成を強化し、AIおよび機械学習分野の認定資格を取得することで、生成AIのスペシャリスト集団を築く施策も進めています。これにより、より高度な専門知識を持つエンジニアが育成され、さらなるサービスの向上が見込まれています。
アイレットの代表取締役社長、岩永充正氏は「生成AIが企業の競争力を決定づける重要な要素になる中、多くの企業が導入に課題を抱えています。この協業を通じて、弊社の実績と知見を活かし、クライアントのDX推進を強力に支援していきます」とコメントしています。
親会社であるKDDI株式会社も2023年9月から生成AIの社会実装に向けてAWSとの連携を進めており、この取り組みも含め、アイレットはKDDIグループ全体の発展へも貢献することを目指しています。これらの取り組みは、DXを通じた企業価値の向上に寄与することが期待されます。
さらに、アイレットは情報発信を強化し、生成AIに関するブログや導入事例を積極的に発信。各種セミナーやイベントに参加することで、顧客との接点を増やし、生成AIの導入・活用を促進する戦略も展開しています。当社は今後も多様な業界におけるお客様へ向け、包括的なサポートと先進的なソリューションを提供していく所存です。
まとめ
アイレットとAWSの協業契約は、生成AIの導入を目指す企業にとって大きな可能性を秘めています。新たなソリューションの開発により、企業のDX推進が一層加速されることが期待されており、さらなる成果が注目されます。