地域課題解決に向けた共同実証実験
2024-07-12 14:55:40

パナソニックHDとフィル・カンパニーが地域課題解決に向けた共同実証実験を開始!空中店舗とECサイトを連携し、新たなコミュニティビジネスモデルを構築

パナソニックHDとフィル・カンパニーが地域課題解決に向けた共同実証実験を開始!



少子高齢化や都市部への人口集中が進む中、地域課題の解決に向けた取り組みが注目されています。特に、地域外の人々も地域づくりの担い手として活躍できる「関係人口」の拡大は、持続可能な地域社会の実現に不可欠です。

パナソニックホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)と株式会社フィル・カンパニー(以下、フィル・カンパニー)は、この課題解決に向けて、共同実証実験を開始することを発表しました。両社は、それぞれが持つ強みを生かし、新たなコミュニティビジネスモデルを構築することで、地域活性化に貢献することを目指しています。

空中店舗とECサイトを連携し、地域の魅力を発信



パナソニックHDは、人々の暮らしを起点に「移動」のあり方を見つめ直すことで、人やコミュニティの活性化を目指しています。モビリティ事業戦略室が推進する「コミュニティ消費」プロジェクトでは、リアルな体験とデジタルの利便性を提供するECサイト「ハックツ!」を運営しており、2023年5月からは神奈川県藤沢市でサービスを展開しています。

「ハックツ!」は、地域の農家や魅力的な店舗の情報発信・商品販売に加え、複数の出店者が連携して企画された地域の魅力を体験できるイベントを開催することで、地域内外の人々が交流できる仕組みを構築しています。

一方、フィル・カンパニーは、空間ソリューション事業として、駐車場の上部未利用空間に「空中店舗フィル・パーク」などの独自性の高いサービスを展開し、まちの活性化を主とした地域の課題解決を目指しています。

今回の共同実証実験では、「ハックツ!」が提供する地域の農家や店舗の情報発信・商品販売や地域リソースを活用した体験企画と、フィル・カンパニーが展開するフィル・パーク事業内での宿泊ビジネス等を組み合わせた商品・サービスの企画、コミュニティ運営などの実証を行います。

地域課題解決に向けた具体的な取り組み



両社は、地方自治体等とも連携し、以下の取り組みを進めていきます。

地域特産品の販売促進: 「ハックツ!」を通じて、地域の農家や店舗の商品を広く販売促進し、地域経済の活性化を図ります。
地域体験イベントの企画: フィル・パークを活用し、地域の魅力を体験できるイベントを開催することで、関係人口の拡大を目指します。
宿泊サービスの提供: フィル・パーク内のテナントを活用し、宿泊サービスを提供することで、地域への滞在時間を増やし、地域経済への貢献を強化します。
コミュニティ形成: 「ハックツ!」とフィル・パークを連携させることで、地域住民、観光客、事業者など、多様な人々が交流できるコミュニティを形成します。

今後の展望



パナソニックHDとフィル・カンパニーは、今回の共同実証実験を通じて、地域課題解決に向けた新たなビジネスモデルを構築し、地域活性化に貢献していくことを目指しています。

この取り組みが、他の地域でも展開され、地域課題解決の一助となることを期待しています。


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