高知県立林業大学校オータムスクールの魅力
高知県立林業大学校は、森林率が日本一の高知県で設立され、未来の林業人材の育成を目指しています。特に、2020年に開催されたオータムスクールでは、関心を持つ多くの参加者が集まり、教育と体験の貴重な機会が提供されました。このイベントでは、特に注目すべきポイントがいくつかありました。
1. 隈研吾氏の建築を見学
オータムスクールでは、建築家・隈研吾氏が手がけた数々の建物を見学することができました。彼は高知県との深い結びつきがあり、特に梼原町では、地域に根ざした木造建築を数多く手掛けています。参加者は、町のシンボルとして知られる建物や、雲の上のホテル、図書館などを訪れることができ、実際の設計思想や素材の選定について学ぶ貴重な機会となりました。
2. 高知の自然に触れる体験
高知県の魅力は、何と言ってもその豊かな森林にあります。県土の84%が森林に覆われており、オータムスクールでは特に「ゆすはらの森」を中心に伐倒作業見学や自然観察を行います。木材の採取や生態系の理解を深めることができ、これからの林業を考える上での大切な知識を得ることができます。この実習を通じて、参加者は高知の自然環境に触れ、林業の現場を肌で感じることができました。
3. 林業に関する講義の聴講
さらに、参加者は高知県立林業大学校の実際の授業を聴講することができました。林業や木材産業における基礎から専門的な技術までを網羅したカリキュラムは、即戦力としてのスキルを身につけるのに大変役立ちます。特に「木造建築施工」に関する講義は、多くの参加者に評価され、実践的な内容が学べたと好評でした。
開催概要
日時と場所
- - 開催期間: 2020年9月10日(木)〜9月12日(土)
- - 会場: 高知県立林業大学校、梼原町周辺
- - 費用: 無料
- - 定員: 20名(先着順)
- - 申込期限: 2020年8月27日(木)
スケジュール
1日目には、開講式の後に「木造建築施工」の講義が行われました。2日目には、森の見学と隈研吾氏の建築見学が続き、最終日は高知の著名な木造建築物の見学が予定されていました。
まとめ
高知県立林業大学校オータムスクールは、ただの体験イベントではなく、参加者にとって貴重な知識と経験をもたらすプラットフォームです。隈研吾氏の作品を通じて建築の本質を学び、高知県の豊かな森に触れる機会は、今後の林業に関心を持つ方々にとって特に価値あるものとなるでしょう。ぜひ次回のオータムスクールにご参加いただき、経験を深めていただければと思います。