WatchGuard Cloudが新モジュールを追加
2022年1月28日、ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社は、同社の提供するWatchGuard Cloudに新たに4つのエンドポイントセキュリティモジュールを追加したことを発表しました。これにより、企業向けの統合型セキュリティプラットフォームがさらに強化され、顧客やソリューションプロバイダーは、ウォッチガードの全製品への一元的なアクセスを実現できます。
新たに導入されたモジュールは、
WatchGuard Patch Management(パッチ管理)、
WatchGuard Full Encryption(フル暗号化)、
WatchGuard Advanced Reporting Tool(高機能レポーティングツール)、および
WatchGuard Data Control(データコントロール)です。
新機能の特徴
これらの新しいエンドポイントセキュリティモジュールは、企業のセキュリティ運用を大きく向上させる可能性を秘めています。具体的には、次のような特長を持っています:
- - WatchGuard Patch Management:この機能では、オペレーティングシステムやサードパーティアプリケーションの脆弱性を管理し、攻撃されるリスクを低減します。企業は、この機能を通じて攻撃対象領域を削減し、インシデントの封じ込めを強化することが可能です。
- - WatchGuard Full Encryption:WindowsのBitLockerを利用したこの機能により、ディスク全体やUSBドライブの暗号化が簡単に行えます。また、キーリカバリの管理も一元化されるため、セキュリティ対策がより効率的になります。
- - WatchGuard Advanced Reporting Tool:このレポートツールは、日常的な運用に関する詳細なデータを提供します。事前定義のクエリやダッシュボード、アラート機能により、管理者は状況を常に把握できるようになります。
- - WatchGuard Data Control:企業が保有する機密データに対する監査機能を提供し、データの流れを常時監視します。このツールによって、特定のデータを迅速に検索し、管理することが可能です。
セキュリティの進化
ウォッチガードのシニアバイスプレジデント、アンドリュー・ヤング氏は、「今回の新機能により、MSP(マネージドサービスプロバイダー)は包括的なセキュリティサービスを簡単に提供できるようになります。顧客のニーズに迅速に応えることが、ビジネスの成長につながるでしょう」と期待を寄せています。また、これにより新たなビジネスチャンスが創出されることも強調されています。
統合型セキュリティプラットフォームの一元管理
新機能は、既存のエンドポイントセキュリティ製品(WatchGuard EPP、EDR、EPDR)の効果を高め、統合型セキュリティプラットフォームの一元管理を実現します。MSPにとって、常に変化する顧客の要望に応えるために、シンプルかつ効果的な管理が求められています。この一元管理を通じて、迅速な対応が可能になります。
エンドポイントセキュリティの重要性
最近のサイバー攻撃の増加に伴い、エンドポイントセキュリティの重要性はますます高まっています。Gross, Mendelsohn & Associatesのパートナーであるビル・ウォルター氏は、「顧客のセキュリティニーズに応えるため、WatchGuard Cloudとエンドポイントセキュリティポートフォリオの組み合わせが重要です。この新しいモジュールは、総合的なセキュリティプラットフォームを強化します」と述べています。
まとめ
ウォッチガードの新たなエンドポイントセキュリティモジュールは、企業のセキュリティ体制を大きく向上させる内容となっており、特にMSPにとっては大きな利点をもたらすでしょう。新しい機能を活用することで、企業はより安全な網を構築し、ビジネスの継続性を高めることが期待されます。詳細はウォッチガードの公式ウェブサイトをぜひご覧ください。
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン公式サイト