合弁会社設立
2025-08-27 12:31:51

FPTとスマートHDが合弁会社設立、新たなデジタル変革を推進

合弁会社設立の背景と目的



2021年にベトナムで設立されたFPT SMART TECHNOLOGIES Co., Ltd.(FST-V)は、日本市場のニーズに応えるための一歩として、FPTコーポレーションとスマートホールディングス株式会社が共同で合弁会社「FPTスマートテクノロジーズジャパン株式会社」(FST-Japan)を設立しました。合弁会社は2025年2月25日に設立され、スマートHDによる100%出資の後、6月末にはFPTの49%の出資が加わり、スマートHDが51%の出資比率を持つ運営体制が完成しました。

この新たな企業設立は、自動車業界が抱えるデジタルトランスフォーメーション (DX) のニーズに応えるものであり、特に製造業の活性化に寄与することが期待されています。ラウンドの目標は、次世代モビリティ社会に対応した革新的なソリューションの提供です。

自動車業界の変革期



現在、自動車製造業界は多くの変革を迎えています。ソフトウェア定義車両(SDV)や生成AI、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)といった最新技術の導入が急務となっており、より効率的で持続可能な生産体制の構築が求められています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)は、単に新技術を導入するだけでなく、業務の根本的な見直しを伴う重要なプロセスです。

このような中で、FPTとスマートHDが持つ技術やノウハウを組み合わせることで、両社は自動車業界の製造プロセスに革新をもたらし、企業が直面する課題を解決するための強力なパートナーシップを構築することができます。

合弁会社の事業内容



FPTスマートテクノロジーズジャパン株式会社は、製造業、特に自動車産業に特化したデジタルトランスフォーメーションサービスを提供します。具体的には、図面情報のデジタル資産化、プリセールスの強化、他のOEM(他の製造業者)への展開といった多角的な施策が予定されています。

また、品質・コスト・納期(QCD)の厳しい基準に対応するため、企業が抱える課題に展開していく方針を示しています。

未来の展望 



新会社は、未来5年で約30億円のビジネス機会を見込んでおり、特に大手自動車メーカーが抱えるデジタル化ニーズに強く対応する予定です。これによりFST-Japanは単なる技術提供者ではなく、顧客と共に持続可能な未来を作るパートナーとなることを目指しています。

合弁会社の設立に関して、各社の代表者もコメントを寄せています。スマートホールディングスの佐藤康一郎社長は「新たな価値を創出し、自動車産業の革新に寄与したい」と表明しました。また、FPTのド・ヴァン・カック社長は「両社の強みを活かし、自動車業界のお客様においてDX推進へ貢献していく」との意向を示しています。

まとめ



この合弁会社の設立は、自動車業界におけるデジタルトランスフォーメーションを加速し、国際的な競争力を高める重要な一歩です。両社の協力によって生まれる新たなサービスや解決策が、製造業界全体に及ぼす影響は大きく、これからの動向が注目されます。


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会社情報

会社名
FPTジャパンホールディングス株式会社
住所
東京都港区三田3-5-19住友不動産東京三田ガーデンタワー 33F
電話番号
03-6634-6868

トピックス(経済)

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