福岡で実施された飲酒運転撲滅イベントの詳細
2024年8月23日、福岡市にて新日本製薬株式会社がNPO法人はぁとスペースと共催で、飲酒運転撲滅イベントを開催しました。このイベントは、福岡県が定めた「飲酒運転撲滅週間」に合わせたもので、参加者は飲酒運転の撲滅を目指す思いを共にしました。
イベント内容のご紹介
このイベントでは、NPO法人はぁとスペースの理事長である山本美也子氏の講演が行われ、テーマは「思いやりで社会を変える~飲酒運転撲滅への願い~」でした。山本氏は、飲酒運転の問題について深く考えさせられる内容で話を展開し、社会全体で意識を高める必要性を訴えました。
代表との対談
さらに、山本氏と新日本製薬の代表取締役社長CEO、後藤孝洋氏との対談も見所です。テーマは「未来を担う皆さまにバトンタッチしていくには?」ということで、若者へのメッセージも込められた非常に意義ある対話が繰り広げられました。
福岡県警との連携
また、イベントでは福岡県警中央警察署による通報訓練も実施され、参加者たちが実際の通報方法を学びました。警察との協力により、地域の安全についての理解を深める良い機会となりました。
旗の波運動の実施
当日は、活動に参加した130名の社員や協力団体と共に、「旗の波運動」が実施されました。この取り組みは、走行中の車両に対して飲酒運転撲滅の旗を掲げるもので、意識を高めることを目的としています。
取り組みの背景と意義
新日本製薬は、代表の後藤氏が2018年まで副会長を務めていた「飲酒運転撲滅を推進する市民の会」としての経験を持っています。この会では、映画の制作やモニュメントの設置、チャリティーイベントの開催を通じて、飲酒運転撲滅の啓発活動に貢献してきました。2022年には山本氏による講演会を若手社員向けに実施し、2023年には彼女の息子を飲酒運転事故で失ったことから発足した「ひまわりの種プロジェクト」にも参加しました。
新日本製薬とNPO法人はぁとスペースは、2024年に福岡市で初めて行われた「旗の波運動」を通じて、地域の人々に飲酒運転撲滅についての意識を喚起することを目指します。このような活動を継続することで、飲酒運転の根絶を目指し、地域社会全体で命の大切さを再認識することができるでしょう。
講演者プロフィール
NPO法人はぁとスペースの山本美也子氏は、福岡県内における飲酒運転撲滅活動のアドバイザーを務めており、看護師としての経験もあります。彼女は、息子を飲酒運転事故で失った後、命の大切さを伝えるために全国で講演活動を続けており、すでに1,250回以上の講演を行っています。
拠点情報
新日本製薬株式会社は、福岡市中央区に本社を置き、化粧品や健康食品、医薬品の企画・販売を手掛けています。代表取締役社長CEOの後藤孝洋氏は、会社の活動を通じて地域貢献にも注力しています。今後もこのような啓発イベントを継続することで、より良い社会の実現を目指していくことでしょう。