TKCのマイナンバーカード交付管理システム、全ユーザーの切り替え完了
株式会社TKCは、2023年10月に「TASKクラウド マイナンバーカード交付予約・管理システム」の全ユーザー切り替えが完了したと発表しました。このシステムは市区町村向けに提供され、マイナンバーカードに関する業務をトータルで支援することを目的としています。2024年5月から新システムへの移行が始まり、170以上の団体が対象となりました。
システムの概要
この新しいシステムは、マイナンバーカードの交付から管理、予約業務までをサポートします。利用者が申請書時の記入を簡略化できる特徴があり、カード管理簿の作成も容易に行えます。さらに、申請書類をイメージデータとして保管することで、物理的な書類による管理の負担も大幅に削減されています。
マイナンバーカードのニーズの高まり
最近、マイナンバーカードの申請・交付件数が急増しているため、市区町村における業務が複雑化しています。特に、電子証明書の有効期限が切れるケースや、健康保険証との一体化が進む中で、業務の効率化が求められています。これに対応するため、TKCはシステムを全面的に刷新し、予約機能や連携機能を強化しました。
業務効率化を支援
「TASKクラウド マイナンバーカード交付予約・管理システム」は、住民との接点となるフロントヤード及びバックヤードの業務を効率化することを目指しています。今後も新たなマイナンバーカードの導入や利活用の拡大を支援し、行政効率の向上を図ることで、住民の福祉向上に貢献していくことをしっかりと表明しています。
実績と今後の展開
現在、本システムは全国で185の団体に採用されています。具体的には、愛知県岡崎市、福島県郡山市、東京都江戸川区など多くの自治体が取り入れており、その実績は年々拡大しています。2025年度末までに、全国200団体への導入を目指すと発表されており、今後も利用者の声を積極的に反映して、さらなる機能の拡充が進められる予定です。
この「TASKクラウド マイナンバーカード交付予約・管理システム」の導入により、マイナンバーカード業務の効率化が図られるだけでなく、住民にとっても便利な形でカードを利用するための環境が整備されていくことが期待されています。今後のシステムの進化に注目が集まります。