AIの成果を見える化する「評価ダッシュボード」
株式会社BLUEISH(東京都港区)は、法人向けのAIエージェントプラットフォーム『BLUEISH Agents』に新機能「評価ダッシュボード」を追加したことを発表しました。このダッシュボードでは、企業がAIの稼働状況や成果、学習データを視覚的に確認できるようになります。これにより、企業はこれまで抱えていた“AIの成果が見えない”という悩みから解放され、AIを組織として効果的に運用するための基盤を築くことが可能です。
現在の企業が抱える課題とは?
近年、AIや生成AIを導入する企業は増えていますが、実際に経営層や現場からは次のような不安や不満の声が上がっています。
- - 「AIを導入したが、成果を具体的に説明できない」
- - 「どの業務がどれほど改善されたかが不明瞭」
- - 「PoC(Proof of Concept)の実施後、ROIを示せず展開に躊躇している」
- - 「普遍的な“プロンプト依存”になり、組織として成果を評価できない」
これらの課題の根本には、AIが実際に何を改善したのかが見えにくく、数字として残らないことが挙げられます。そこで、BLUEISHは登場したのがこの「評価ダッシュボード」です。
評価ダッシュボードの概要
「評価ダッシュボード」は、AIエージェントのパフォーマンスを次の三つの軸で可視化します。これにより、企業はAI導入の効果を一目で理解できるようになります。
1.
削減工数(時間)
自動化によって削減された作業時間を計算し、どの業務がどれだけ効率化されたかを確認できます。
2.
削減コスト(費用換算)
削減工数に人件費を掛け算することで、AI導入による金銭的なインパクトを明示化し、経営判断に直結します。
3.
エージェントが学んだ知識量
HITL(Human-in-the-Loop)を通じて、修正や評価の内容がどれだけ学習に貢献したかを数値で可視化し、その結果としてAIの判断精度の向上が数字で示されます。これにより、AIが継続的に成長しているプロセスを理解できます。
4.
ワークフロー実行回数
AIエージェントが行ったワークフローの数を表示し、業務へのAIの定着度を示します。
ユースケースの多様性
このダッシュボードを活用することで、複数のユースケースが考えられます。たとえば、経営会議やレポートに用いられ、部門ごとのAI活用状況をビジュアルに示すことで、次の四半期の投資テーマを検討する材料とすることができます。また、AI推進プロジェクトのモニタリングや、業務改善を部門単位で可視化することも容易に運用できます。
BLUEISH Agentsが実現する未来
『BLUEISH Agents』は、企業におけるAIエージェントの“雇用・育成・評価・改善”を支援するプラットフォームです。これにより、営業や経理、人事などの業務をAIに任せることが可能になり、ヒトは創造的な業務に専念することができます。BLUEISHは、そのビジョン「人は創造に、AIエージェントは実務に。」をもとに、企業のAI活用を一層進めるためのサポートを行っています。
まとめ
BLUEISHの「評価ダッシュボード」は、AI導入の意義を再評価し、企業がAIを有効に活用するためのツールとして期待が寄せられています。今後も企業がどのようにAIを活用し、どのようにコスト削減や業務改善を実現するかに注目していきたいと思います。
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