SBIホールディングスとナインアワーズの資本業務提携
株式会社ナインアワーズは、2025年12月5日、SBIホールディングスとの資本業務提携契約を締結しました。この調印により、SBIホールディングスはナインアワーズ株式の34.8%を取得し、両社は新たなパートナーシップを築くこととなります。これに伴い、ナインアワーズはSBIホールディングスの持分法適用関連会社に位置付けられ、企業価値向上を目指すことになります。最新の代表取締役として、渡邊保之氏が就任し、前代表取締役である松井隆浩氏は今後はアドバイザーとして支援していくことが発表されました。
提携の目的と背景
ナインアワーズは、都市型カプセルホテルの運営を手がけており、ホテル事業や睡眠事業に特化したサービスを展開しています。一方、SBIホールディングスは金融サービス事業を中心に、不動産関連のビジネス基盤の拡充に力を入れています。この提携の目的は、両社が各自の強みを活かし、ホテル分野での事業機会を共に探求することです。特に、SBIグループのメンバーとの協力を通じて、より幅広い事業展開を実現することが期待されています。
具体的な提携内容
本提携において、以下のような業務が行われることが予定されています。
1.
不動産ネットワークの活用:SBIグループが持つ幅広い不動産ネットワークを駆使して、物件情報の取得を行います。
2.
開発型ファンドの検討:SBIグループの専門知識を活かし、ナインアワーズのホテル開発に関連するファンドを構築することを検討します。
3.
ホテル運営のノウハウ提供:SBIグループの投資先物件に対して、ナインアワーズのホテル運営に関する知識と経験を提供します。
4.
マーケティングの強化:SBIグループの顧客基盤を活用したマーケティングおよびプロモーション活動を実施し、より多くの認知を得ていきます。
5.
バイオ・ヘルスケア関連企業との協業:SBIグループのヘルスケア企業との協力を通じて、新たな事業機会を模索します。
株式取得の詳細
SBIホールディングスは、ナインアワーズの株式を153,000株取得し、議決権比率は34.8%に達します。これにより、ナインアワーズの経営戦略における大きな変革が期待されています。
新たな事業成長への期待
新代表取締役の渡邊氏は、今回の提携を通じて既存の方針を引き継ぎつつ、さらなる事業成長と企業価値の向上に取り組むと強調しています。ナインアワーズとSBIホールディングスの連携により、今後どのような展開が見られるのか、業界内外からの注目が集まっています。アドバイザーとしての松井氏との連携も期待されており、今後の進展に目が離せません。
会社情報
代表者:渡邊 保之
本社所在地:東京都千代田区神田錦町3-17
事業内容:ホテル企画、運営、睡眠事業
公式サイト
代表者:北尾 吉孝
本社所在地:東京都港区六本木一丁目6番1号
公式サイト
今回の提携が、ナインアワーズにとって新たな成長の足掛かりとなり、魅力的なサービスの提供につながることを期待しています。