エコデシックと新たな野菜栽培の形
千葉県柏市に本社を構える株式会社エコデシックが、革新的な野菜栽培システム「Agrofactor」を開発しました。この技術は、野菜の根に特別な環境を与え、液体肥料によって根が本来持つ力を引き出すことを目的としています。さらに、成長ホルモンの分泌を促進することで、植物が育つ速度を大幅に向上させることができます。
一般的な植物工場に比べ、Agrofactorを使用することで栽培期間は2/3〜半分に短縮され、しかも収穫物のサイズも約2倍となることが報告されています。この優れた成果が、エコデシックの技術をより高く評価される理由です。
クラウドファンディングで新たな挑戦
エコデシックは、Agrofactorを全国の農業法人や一般企業、障がい者雇用施設などへ展開すべく、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」にて資金調達を開始しました。募集期間は2021年8月14日から16日までで、目標金額はなんと50,040,000円。ファンドの出資者には、最大で5口まで投資可能という形で参加のハードルが下げられており、多くの方々にこの革新技術に触れてもらう機会が整えられています。
Agrofactorの特長と利点
エコデシックが特に注力しているのは、独自に開発したLED照明を使用した効率的な光合成です。これにより、植物は必要な光量を受け取り、成長の効率が格段に向上します。さらに、「周期的刺激」栽培法によって液体肥料の流す量を意図的に制御することで、栽培スピードを自在に調整できます。この手法に基づいて特許も出願済みで、今後の展開が期待されます。
エコデシックは、この新たな栽培システムに関するサポート体制も完備しており、導入後は栽培ノウハウも提供、さらに販売先までフォローしていくという堅実なプランを持っています。これにより、安心して新たな栽培方法に取り組むことができるのです。
未来に向けての展望
エコデシックは今後、葉物野菜以外の植物にもAgrofactorを導入し、さらなる製品のミックスを図ることで、市場の拡大を目指しています。そして、地域特産物を生かした六次産業化を進めることで地域創生にも寄与する計画です。さらに、中国進出を果たし、世界市場でのスケールアップを目指しています。
会社概要
エコデシックは2016年に設立され、植物工場技術の提供を行っています。本社は千葉県柏市に位置し、代表には後藤秀樹氏が就任しています。こだわりの情報詳細は公式サイトでチェックできます。エコデシックが描く未来の農業ビジョンに、ぜひご注目ください。
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