新技術で誕生した営業所
2025-02-10 17:45:25

環境に優しい新技術で誕生した唐津営業所の全貌

環境へ配慮した新技術が集結した新唐津営業所の魅力



2023年3月18日、佐賀県唐津市に新たに完成した「唐津営業所」の落成式が行われました。この営業所は、環境に優しい「6つの新技術」を駆使し、より持続可能な社会を目指す取り組みが実現した建物です。それぞれの技術について詳しく見ていきましょう。

「CLT」を活かしたプレハブ工法



唐津営業所は、CLT(Cross Laminated Timber)を使用したプレハブ工法により構築されました。CLTはその高い強度と耐震・耐火性能で知られており、工場生産で現地搬入可能なため、手作業を最小限に抑え、品質の均一性を保つことができます。この工法により、建物のクオリティが一段と向上しました。

ZEB対応の木造建築



この営業所は、低CO2排出の木造建築で設計されており、省エネルギー性が重視されています。特に、外部に面した窓にはLow-E複層ガラスとブラインドが採用され、断熱性能を向上させています。また、屋根や壁、床下には高性能断熱材が使用されており、照明や空調設備も省エネ性能が高いものを導入しています。このような工夫により、一次エネルギー消費量がネット・ゼロに達するとも言われており、ZEB認証も取得済みです。

九州初の自己治癒型コンクリート



唐津営業所には、「BasiliskHA」と名付けられた自己治癒型コンクリートが使用されています。この特殊なコンクリートにはバクテリアが配合されており、ひび割れが発生すると自動的に修復が行われる仕組みです。これにより、ひびの悪化や致命的なサビを未然に防ぎ、補修作業を削減できる可能性があります。

CO2削減を実現するコンクリート



さらに、駐車場の床には九州初のCabonCure技術を用いたCO2削減コンクリートが使用されています。この技術は、セメント製造時に排出されるCO2をリサイクルし、そのCO2を新たにコンクリートに注入するもので、セメント量を減少させることでCO2削減に貢献します。

拡散換気設備システム



営業所内では最新の拡散換気設備システムを採用し、外気と室内の空気が同圧で管理されています。これにより、酸素と二酸化炭素の交換が行われ、清浄な空気環境が維持されます。このシステムは快適なオフィス環境を提供し、健康をサポートします。

V2Hシステムの導入



最後に、V2H(Vehicle to Home)システムも採用されています。これは太陽光発電によって生成された電力を、電気自動車やプラグインハイブリッド車のバッテリーに蓄え、その電力を建物で利用する仕組みです。EVを蓄電池として用いることで、災害時の備えや電気代の節約につながると期待されています。駐車場には電気自動車用の充電スタンドも設置されており、環境に優しいライフスタイルを支援します。

新唐津営業所は、これら6つの革新技術を採用することで、持続可能性を重視した理想的なボリュームを実現した先進的なオフィスです。地域社会にも貢献するこの営業所が、今後どのように活用されていくのか、その動向に注目です。

会社情報

会社名
松尾建設
住所
電話番号

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