マンガとAIが融合した新たな英語学習法
2023年、英語学習の方法が大きく変わろうとしています。マンガを基盤にした英語多読アプリ『Langaku』を提供するMantra株式会社と、AIを活用した英語発話支援ツール『ELSA』を展開するELSA Japan合同会社が、学校向けの新しい英語学習プログラムを共同で開発しました。このプログラムは、生徒が好きなマンガを通じて豊富な英語インプットを行い、AIの支援を受けながらその内容を声に出して練習することができます。これは、学習過程をより楽しく、効果的なものにするための取り組みです。
プログラム開発の背景
英語を習得するためには、文脈の中で大量の翻訳や本文に触れるインプットが重要です。しかし、多くの生徒にとっては教科書や長文を続けて読むことに心理的なハードルがあります。そこで、Mantraの『Langaku』が登場します。このアプリでは、人気のマンガから英語を学ぶことで、自然に興味を持ち、楽しく読書を続けることができるのです。『ONE PIECE』や『鬼滅の刃』など、100作品以上のマンガを日英で楽しめるこのアプリには、2026年までに累計100万ダウンロード超が期待されています。
新しい学習方法の提案
このプログラムは、以下の3つのステップで進行します。まずは「読む」。生徒は『Langaku』で好きなマンガを読み進めます。この際、絵やコマ割りが理解を助け、挫折しにくい環境を提供します。次に「声に出す」。物語を理解したセリフを、ELSAを使って音読します。このとき、AIが即座にフィードバックを行い、発音やイントネーションを修正します。そして最後に「演じる」。キャラクターになりきり、感情を込めてセリフを演じることで、記憶への定着が促されます。この流れで、生徒たちは英語を「読み」から「声として表現する」段階へと進むことができます。
学習効果の検証
『Langaku』の導入により、多くの生徒が実証的な学習効果を体験しています。都内の高校では、150日間で平均32,000語の英語を自習し、高校6年間で扱う総語数に匹敵するほどの成果を上げました。実施した生徒の90%以上が「英語に触れる時間が増えた」と回答し、学習意欲も大幅に向上しました。こうした結果は、英語が苦手だった生徒にとっても自信に繋がっています。
教育現場での取り組み
このパイロットプログラムは、2026年夏休みを迎える前に、麻布中学校や立教新座中学校などの5校で試験的に導入されます。プログラムの成果を測るための評価も行われ、その結果は教育関係者に共有される予定です。
未来への展望
Mantra株式会社とELSA Japan合同会社は、この新しいプログラムを通じて、教育現場における効果的な英語学習方法を提供し続けます。教育関係者向けのウェビナーや教育フォーラムを通じて実践知を共有し、導入を進めていく方針です。また、学生が自分の興味を持って英語を学び、より自信を持って発表できる環境を整えていくことを目指しています。
まとめ
マンガとAIを融合させたこの新しい英語学習プログラムは、生徒が楽しく学べる環境を提供します。この夏、マンガで英語を学び、AIでそれを声に出すという新たな体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。