PicoCELAと中央カレッジグループが協力して地域DXを促進する新たな取り組み

PicoCELAと中央カレッジグループの包括連携協定

PicoCELA株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：古川浩）が、中央カレッジグループ（本部：群馬県前橋市、グループ代表：中島利郎）とともに新たに包括連携協定を締結しました。これにより、教育現場のデジタルな学習環境の高度化と地域社会でのDX（デジタルトランスフォーメーション）推進が見込まれています。

協定の目的と期待される効果

この協定は、PicoCELAが持つ革新的な無線メッシュ技術を利用し、キャンパスや農場、工場、地域観光、防災などさまざまなフィールドを「実証の場」として活用することを目的としています。具体的には、共同実証やDX人材育成プログラムの実施、地域データの利活用、災害への対策を強化する取り組みが含まれています。これにより、全国展開可能な教育基盤を整備し、地域に根付いたDXモデルの創出を目指します。

主要な目標

1. 次世代学習インフラの整備: 学生や地域住民が、いつでもどこでも学ぶことができる環境を整えます。
2. 地域DXの実装: 観光、イベント、産業支援を通じて、地域でのデジタル化を進めます。
3. DX人材育成: データ活用、AI、ネットワークを活かした実践型の教育プログラムを開発します。
4. 地域の防災強化: 災害時の緊急通信体制を築き、地域の安全性を向上させます。
5. アグリテックの推進: 農業とデジタル技術を組み合わせ、新たなビジネスモデルを生み出します。
6. 得られたノウハウの展開: 他地域や教育機関へも協力し、知見を広めます。

連携の具体例

本協定に基づいて、以下の分野での連携が進められます。

1. 教育DXプログラムの共同開発: ネットワーク構築やAI活用に関する講座を共同で企画し、学生や地域の企業を対象にしたリスキリングを行います。
2. スマートキャンパスの構築: PicoCELAの技術でキャンパス内外の高速Wi-Fi環境を整備し、地域サービスとの統合を目指します。
3. 観光や農業分野のDX: 温泉観光や農場でのモバイルWi-Fiの展開、データ分析を通じ、地域経済に貢献するプログラムを実施します。
4. 実証フィールド型研究開発: 学生や教員、企業技術者が協働し、地域をオープンラボ化して課題解決に取り組みます。
5. 防災通信連携: 災害時に迅速にネットワークを構築し、地域の安全を高める取り組みを行います。

中央カレッジグループの特徴

中央カレッジグループは、専門学校や社会人教育を行う教育機関として、学校群と企業群の連携を強化しています。これにより、人材育成だけでなく、企業支援や事業開発へも寄与する取り組みを進めています。

学園祭におけるPicoCELAの技術体験

協定締結に先立って、2025年7月24日には中央情報大学校でPicoCELAの創業者が学生に対して講演を行い、その後、ビジネスアイデアコンテストが開催されます。優れたアイデアは2025年9月20日に群馬Gメッセで行われる学園祭で発表され、PicoCELAによる高速Wi-Fi環境が整備される予定です。このイベントでは、移動型Wi-Fi基地局の展示や、ロボットやドローンを利用したデモンストレーションも行われ、学生たちの創造力とPicoCELAの技術が融合した新たな体験が提供されます。

PicoCELAは、無線メッシュ技術を通じて、さまざまな環境での通信を改善し、安全で持続可能な社会の実現に貢献していきます。今回の協定を通じて、地域社会はもちろん、教育の現場でも大きな変化が期待されています。