子どもたちのネッ友事情
2024-08-15 14:08:13

約7割の小中学生が「ネッ友」を持つ理由と実態とは

約7割の小中学生が「ネッ友」を持つ理由と実態とは



ニフティ株式会社が運営する「ニフティキッズ」が行った最新の調査によれば、約69.6%の小中学生がネット上の友人、いわゆる「ネッ友」を持っていることが明らかになりました。特に中学生ではその割合が増加し、リアルな友人よりもネッ友の方が居心地が良いと感じる子どもたちが多いことが報告されています。

調査概要


この調査は2024年6月11日から7月15日までの期間に、2,547人の小中学生を対象に行われました。主な調査項目には、ネッ友がいるかどうか、交流のきっかけ、実際に会ったことがあるか、居心地の良さについての意見などが含まれています。

ネッ友の出発点


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最も多くの子どもたちがネッ友と出会ったのは「ゲーム」で、小学生の約半数がこの方法で友達を作っていることがわかりました。中学生の場合でも、その傾向は変わらず、LINEのオープンチャットや各種のSNSが続いています。また、個別に連絡を取り合っているネッ友がいる割合は、小学生で64.8%、中学生で79.8%と、年齢が上がるにつれて増加しています。

居心地の良さの違い


調査では、実際の友人とネッ友の居心地を比較すると、中学生は「素の自分を出せる」「趣味が合う」といった理由から、ネッ友の方が心地よいと感じる傾向が強いことが判明しました。一方、小学生は実際の友達の方が「直接会って話せる」「信頼できる」といった理由で心地よさを感じています。

ネッ友とのトラブル


しかし、すべての交流が良好というわけではありません。調査に参加した子どもたちの約25.8%が、ネッ友との関係で嫌な思いや怖い思いをしたことがあると答えています。具体的には、喧嘩や誹謗中傷などのトラブルに巻き込まれた報告の他、年齢を偽って接触してきた事例もあり、注意が必要です。

ネッ友との恋愛事情


さらに、ネッ友同士で付き合ったことがあるという小中学生は24.4%にのぼりますが、実際に会ったことがある人は少ないようです。告白自体を経験したことがない人も多く、ネット上での恋愛感情には警戒心が強いことが浮かび上がりました。多くの子どもたちが「会っていない相手と付き合うのは危険」と感じているため、実際の友達の方が良いとの意見も多く寄せられました。

まとめ


この調査結果が示すように、ネット上での友人関係は今や多くの子どもたちの生活の一部となっています。しかし、その関係性にはリアルな友達との違いやリスクが伴うことも忘れてはなりません。実際の友人と同様に、 ネッ友との関係を育む中で、子どもたちが安全に楽しくインターネットを利用できる環境づくりが求められています。


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会社情報

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ニフティ株式会社
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