オンラインカジノ対策を再確認する村上総務大臣の記者会見

村上総務大臣の記者会見概要

2023年5月20日、村上総務大臣は閣議後に行われた記者会見において、オンラインカジノの規制強化についての質疑に応じました。会見の冒頭、特に重いテーマについての発言はありませんでしたが、質疑応答ではオンラインカジノへの対策が大きな焦点となりました。

オンラインカジノへの規制強化

質疑の中で、与野党がオンラインカジノの開設及び運営の禁止を柱とした「ギャンブル等依存症対策基本法改正案」を今国会に提出する合意に至ったことが問われました。大臣は、与野党の方針について承知していると述べながらも、具体的なコメントは控える姿勢を示しました。

しかし、大臣はオンラインカジノへの対策は重要な課題であり、実効性のある対応が必要だと強調しました。さらに、総務省ではオンラインカジノに関してアクセスを抑止する方法について検討していることを明らかにし、有識者会議における進捗を説明しました。

検討会の立ち上げ

総務省では、オンラインカジノに係るアクセス抑止の方法を検討するための会議を先月から開催しています。この会議では、法的および技術的な課題を整理し、しっかりした対策を講じていくことが目的です。過去のブロッキングに関する検討経緯も考慮しながら、スピード感を持って進めていく意思が示されています。

依存症対策の重要性

議論の中で、ギャンブル等依存症の問題が根深く、社会的にも影響を及ぼしていることが議長の口から語られました。今回の党派を超えた動きは、この問題に対する国の積極的な対応を期待するものです。

会見の結びとして、大臣は今回の質疑応答への回答を終え、記者たちに感謝の意を示しました。

結論

総務省としてオンラインカジノに対しては、しっかりとした対策を進めていく方針が明確にされました。社会全体が持つ依存症への関心も高まっている中で、国はどのような施策を講じていくのか、今後の進展が期待されます。国民にとっても、安心して生活できる環境を整えるために、これらの取り組みが実を結ぶことが求められています。