スマホで道路評価
2022-09-29 09:30:01

スマホで簡単に道路を評価!新しい路面性状調査サービスが登場

最近、アーバンエックステクノロジーズが開発した「路面性状簡易評価パッケージ」が注目を集めています。このサービスは、スマートフォンやカメラ付きデバイスを利用して道路のひび割れ率や平坦性を測定し、評価するもので、特に自治体における道路管理業務の効率化を図ることを目的としています。

開発の背景


道路の維持や修繕業務は、事故を未然に防ぐためにも、適切なタイミングで行うことが非常に重要です。各自治体では、道路の損傷を発見するための日常的な巡回や、大規模な路面性状調査を実施しています。しかし、従来の調査は5年ごとの高コストなものであり、その間の路面の状態を把握することが難しいという課題がありました。

アーバンエックスは、AIを活用した道路損傷検知サービス「RoadManager」を提供しており、今回の新サービスもこれを基にしています。自治体の声を反映し、段差やひび割れを簡単に分析できるシステムの開発が進められました。

サービスの特徴


「路面性状簡易評価パッケージ」は、スマホを使用して路面の状態を測定し、ひび割れ率、IRI(国際路面評価指数)、MCI(路面公認情報)などの指標を提供します。これにより、従来のような高コストな測定車両を使用せずに、生活道路など狭い場所でも分析が可能です。測定は簡単で、車両のダッシュボードにスマートフォンを設置して、専用アプリを用いて路面を動画撮影するだけです。このデータはアーバンエックスで解析され、その結果がCSV形式やGISのシェイプデータとして提供されます。

また、出力結果は将来的にはWebダッシュボードで確認できるようになり、視覚的なデータ活用もサポートされる予定です。

今後の展開


この新技術は、2023年度からβ版の提供が開始される見込みで、現在は複数の自治体で実証実験が進行中です。実証実験の結果をもとに、システムの改善とサービスの本格化が予定されています。特に注目すべきは、アーバンエックス独自の手法で、スマホやドライブレコーダーを活用し、正確なひび割れ率を3次元で算出する技術です。これによって、路面の状態をリアルタイムで可視化することができます。

アーバンエックステクノロジーズは、今後も道路管理に関連するサービスの展開を進めていく方針であり、AIを駆使した新たな道路メンテナンス方法の確立を目指しています。

まとめ


「路面性状簡易評価パッケージ」は、スマートフォンを利用することで、これまでの道路評価の常識を覆す可能性を秘めています。効率的で低コストな道路管理に向け、今後の展開が大いに期待されます。

会社情報

会社名
株式会社アーバンエックステクノロジーズ
住所
東京都中央区京橋二丁目5番1号TCMビルディング2階
電話番号

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